ローンを組めない人には、何か理由があるのでしょうか?ローン審査に申し込みしたけれど、落ちてしまい、原因が気になります。
ローンを組めない人には、いくつか具体的な理由があります。何故ローン審査に落ちるか解明しましょう。
ローン組めない人はなぜ審査に通らない?8つの理由
ローン審査に通らない理由は開示してもらえませんが、考えられる理由はいくつかあります。
結婚を機に車や家を買うために住宅ローンを組んだり、カードローンで借入れを検討するなど、ローンを組む理由は様々。
どのケースでも、ローン審査を通過できない場合に考えられる理由はきちんとあるので、確認していきましょう。
安定した収入がない
勤続年数が短すぎる場合や、毎月の収入にバラツキがある場合は、審査落ちの対象になる可能性が高いでしょう。
どんなローンでも、借入れには収入の継続性と安定性をチェックします。いくら年収が高くても、極端に収入の少ない月があっては、安定した収入とはいえません。
パートやアルバイト、自営業など、不安定な雇用形態も、審査通過が難しいでしょう。公務員や正社員を長年務めて実績を積んでいれば、収入の継続性と安定性を評価してもらえるケースが多いです。
転職が悪いわけではないですが、1つの会社に勤めている年数が極端に少ないと、安定性に欠けると判断されてしまいます。年収額の大小よりも、継続性が重視されるのです。なるべく正社員で1年以上勤続してから、ローン審査に申し込みましょう。
総量規制オーバー
銀行でも消費者金融のカードローンでも、多額の借入れを希望すると、総量規制に引っ掛かって審査に落ちてしまいます。
総量規制とは、過剰な借入れによる利用者の返済負担を軽減するために、貸金業法で定められた法律です。総借入金額が年収の3分の1以内になることが、総量規制のルール。
総量規制は、1社からの借入れだけでなく、全ての金融機関からの借入れ額を含みます。既に他社から借入れ経験がある場合は、借入れ総額が年収の3分の1をオーバーしていないか、確認してください。
数十万円を目安に借入れ希望すれば、審査落ちする確率は低いですが、年収に見合わない高額の借入れを希望すると、審査落ちする確率が高くなります。総量規制が原因で融資を断られるケースも、少なくないのです。
滞納や延滞がないのに審査に落ちた場合は、総量規制に引っ掛かっているのかもしれません。
申込み内容に誤記入や嘘の記載がある
多額のローンを組みたいからといって、年収200万円なのに年収300万円と虚偽の記載をすれば、当然審査落ちに。
ローンの審査では、勤務先への在籍確認の電話や、給料明細で、借主本人の情報を必ず把握します。
意図的に嘘をついた場合は、悪質とみなされ、信用情報にキズがつきブラックリスト入りするリスクも高まります。
信用情報の回復はある程度の時間がかかるため、簡単なことではありません。たった一度の嘘でローンを借りれなくなったら、勿体ないですよね。
何も嘘をついていないのに審査に落ちた場合は、誤記入をしている可能性が高いです。申し込み内容は、ミスなく正直に入力しましょう。
短期間で複数社に申込みをした
カードローンの審査では信用情報で借入れ状況をチェックするため、短期間で複数の金融機関に申し込んでいると、信用力を失います。
短期間に申し込みをたくさんすると、返済能力と計画性を欠くとみなされ、申し込みブラックとして扱われてしまうのです。
信用情報には、過去6ヶ月の申し込み情報が登録されています。
審査を通過できないからといってたくさん申し込みをすれば、更に審査通過が難しくなるでしょう。
他社からの借入金が多い
既に他社からの借入れがある場合は、借入金額が多すぎたため、審査落ちしてしまったのかもしれません。
金融機関での借入れは、総借入金額が年収の3分の1以下にならなくてはいけないのです。年間収入3分の1以下までの借入れは、貸金業法の総量規制で定められています。
他社からの借金を減らしてから申し込むか、完済後に審査に申込んだほうが審査を通過しやすいでしょう。
滞納歴がある
スマホ本体の分割払いを滞納した場合や、借金の返済を延滞した場合、審査落ちするリスクが一気に高くなります。
料金や返済額の滞納は、信用情報に登録されるため、審査に大きな影響があるのです。信用情報に事故情報が登録されれば、一定の期間審査通過は不可能になります。
公共料金の滞納も、滞納歴に含まれます。生活が困窮していて支払いが滞っている場合は、ローンではなく公的制度の利用を視野に入れたほうが良いかもしれません。
債務整理の経験がある
過去に多重債務に陥って債務整理した場合、債務整理から最低5年~10年は審査通過は難しいでしょう。
債務整理は事故情報として、信用情報に登録されます。
債務整理の種類は、以下のとおり。
- 自己破産
- 任意整理
- 個人再生
- 特別調停
信用情報に債務整理の事実が登録されている期間(5年~10年)は、ローンを組むことは不可能です。
債務整理の対象となったローン会社は、自社ブラックとして事故情報抹消後も独自の方法で利用者のデータを記録しています。自社ブラックになれば、該当ローン会社だけでなく提携しているグループからの借入れも不可能に。
債務整理抹消後でも事故情報が登録されているローン会社及びその提携会社の利用は、控えたほうが良いでしょう。
信用情報機関には、以下の3つが挙げられます。
- JICC(株式会社日本信用情報機構)
- CIC(株式会社シー・アイ・シー)
- KSC(一般社団法人全国銀行協会 日本銀行個人信用情報センター)
対応している情報の種類や、条件は異なりますが、どの信用情報もインターネットや郵送で開示可能です。
債務整理歴がある人は事故情報が抹消されているか、信用情報機関に確認しても良いでしょう。
スーパーホワイト
クレジットカードやカードローンを一度も利用したことがないスーパーホワイトの人は信用度が低いとみなされ、審査に落ちやすい傾向にあります。
スーパーホワイトが審査で不利になる理由は、ホワイトと区別しにくくなるから。
ホワイトとスーパーホワイトの違いは、以下のとおりです。
名称 | 違い |
---|---|
スーパーホワイト | クレジットカードや各種ローンを一度も利用したことがない状態 |
ホワイト | 長期延滞、債務整理、強制解約などの金融トラブルを起こしたことがあったり、長期にわたってクレジットカードを利用できなかったりしたため、信用情報データ保存期間が終わって白紙になっている状態 |
本当にローンを利用したことがないのか、事情があって白紙に戻されてしまったのか判別しにくいため、スーパーホワイトは審査落ちになりやすいのです。
こういった背景から、30代でスーパーホワイトの場合、何か裏があるのではないかと疑われて審査で不利になる可能性も少なくありません。
30代以降でローンを組みたいのならば、クレジットヒストリー(クレジットカードやローンの利用履歴)を少しでも残しておいたほうが安心でしょう。
審査の難易度はローンごとに異なる
審査基準や難易度は種類によりますが、好条件なローンほど、審査は厳しいと考えたほうが良いでしょう。
銀行系のローンや住宅ローンなど、低金利のローンは審査が厳しい傾向に。
即日融資が魅力の消費者金融のカードローンでも、借入額が高額になれば、審査も難航。そんな審査難易度のバランスをケース別に確認しましょう。
金利が低いローンは審査が厳しい
住宅ローンや銀行系のローンは金利が10.0%前後と低金利のため、審査通過の最難関といっても過言ではないでしょう。
低金利のローンは、貸し付けた人が貸し倒れた場合、ローン会社の損失額が大きくなる可能性があるのです。ローン会社もビジネスとして融資しているので、損失のリスクは避けたいでしょう。
消費者金融のカードローンは平均最高金利が18.00%とやや高金利なので、審査も比較的緩やか。
毎月の収入が安定していて無理なく月々の返済プランを考えられるけれど、審査通過が不安な方は、消費者金融でキャッシングしたほうが確実に借入できるかもしれません。
借入金額が高額になれば審査も厳しくなる
ローンを組む際には返済能力を重視されるので、借りる金額が大きいほど、審査難易度が高くなります。
借入金額が大きければ、当然返済期間も長期化するでしょう。
1つの勤務先に長年勤めていて、毎月コツコツ返済する能力がなければ、多額の融資は難しいです。
以下の方は収入の安定性に欠けると判断されるため、高額のローンを組むことが難しいです。
- 借入金額よりも低い年収の人
- 勤続年数が1年未満の人
- アルバイトや自営業の人
住宅ローンや多目的ローンは融資額も高額になるので、審査基準を厳しく設定しているケースが多いでしょう。
ローン保証会社の存在も忘れずに!
ローンの審査を通過するには、ローン保証会社から保証を受ける手段もあります。
利用者から保証料をもらって、ローン審査の代行をするのがローン保証会社。
家電量販店のショッピングローンなどで適用され、銀行のローンでは銀行と保証会社どちらの審査にも通過する必要があるのです。
そんな保証会社の仕組みや注意点を見ていきましょう。
ローン保証会社とは?
家賃や携帯電話の分割払い、ショッピングローンなど、ローンの審査を受ける際に利用者からお金をもらって返済可能か判断し、保証するのがローン保証会社の役割。
ローン保証会社は、保証料をもらうことを条件に、借入れ金の立て替えを行っているのです。
保証会社の審査を通過できればお金が借りられますが、審査を通過できなかった場合はお金は借りられません。
ローン保証会社の仕組み
金融機関で住宅ローンを組む場合や、賃貸物件を借りる場合、保証会社の利用が必要になります。
債務者が返済を滞納させた場合、債務者に代わり借入れ金額を弁済するのが保証会社の役割です。
融資を受ける場合には、連帯保証人が必要な場合や、所有する財産を担保に入れるケースがありますが、保証会社を利用すれば、仮に利用者の返済が難しくなった場合でも、保証会社が代わりに支払ってくれるのです。
利用者は返済が遅れた場合、保証会社の支払いが完了してから、保証会社に弁済すればOK。債務者が病気になって返済が困難になった場合でも、ローン保証会社を利用すれば、無理して返済を続ける必要はないのです。
また、ローン保証会社は保証だけでなく、審査の代行も行っています。
銀行でのローンを組む場合は、銀行と保証会社どちらの審査にも通過する必要があるため、銀行系の審査は厳しいのです。
ローン保証会社利用時の注意点
保証会社はあくまでも弁済を行うだけで、債務が帳消しになるわけではありません。
代位弁済は信用情報に事故情報として登録されるため、代位弁済を行った場合は一定期間ローンを組むことが不可能になります。
代位弁済を行った際には、ほかにも以下のようなデメリットがあります。
- クレジットカードを作れなくなる
- 一定期間新規借り入れができなくなる
- 保証料が発生する
保証会社がお金を立て替えてくれるからといって、返済を放棄していいわけではなく、代位弁済を行えば不便な生活が待っているのです。住宅ローンを組む場合は家族の生活がかかっているわけですから、代位弁済を極力控えたいところですよね。
保証会社に加入すれば、保証料もかかります。35年プランの住宅ローンであれば、借入額の2~3%の割合の利息が上乗せされることに。金利や利息は、店舗によって異なるので、まずは利用する信販会社に問い合わせましょう。
保証料は一括返済も可能ですが、毎月の返済額と合わせて支払う方法もあります。
このようにメリットが多いローン保証会社ですが、注意点やデメリットも発生します。
利用する際には、今後を見据えて計画的な返済プランを練り、代位弁済はあくまで最終手段と考えましょう。
ローン組めない人向け9つの対処法!審査通過のコツ
ローンを組めないと悩んでいる人でも、対策が分かっていれば安心して審査に申し込めるはず。
どうしてもローンを組みたいけれど審査に落ちてしまう人に向けて、具体的な対処法を紹介します。
収入を安定させる
ローンを組むためには、1つの会社に長く勤めて、勤続年数を長期化させ、毎月安定した収入を得ましょう。車を買いたい場合や住宅ローンを組みたいのにアルバイト雇用だと、高確率で審査に落ちてしまいます。
低金利のローンは審査が厳しい上に支払いが長期化するので、審査の際に収入の安定性をかなり重視されます。
収入が安定していないと審査に通らないのは、住宅ローンや車のローンに限ったことではありません。消費者金融のカードローンも、銀行系の多目的ローンも、融資を受ける際には収入の安定が絶対条件です。
高収入を得る必要性はありませんが、1つの会社で毎月まとまったお金を得られるようになれば、ローン審査通過の可能性もぐんと上がります。どうしても審査通過したい場合は、現在の自分の雇用形態を見直しましょう。
正確な情報で申し込む
個人情報に誤記入や虚偽申告があった場合も審査落ちするため、書類を記入する際には正確な情報を記載するよう心掛けてください。虚偽申告をすれば、審査で信用情報を照会したときに嘘がバレてしまいます。
うっかり間違った情報を記入しても、残念ながら審査落ちに。年収や年齢などの個人情報はミスをせず、正直に記入しましょう。
頭金を用意して借入れ申込みの金額を減らす
車を買うためにローンを利用する場合やペットローンを希望する場合、頭金を用意すれば審査通過の可能性が少し高くなります。
頭金を用意すれば総借入額も抑えることができるので、審査通過の負担も軽減。一般的にローンを組む場合は借入れ額が高額であればあるほど、審査が厳しくなります。
借入れ額が減れば、返済プランも立てやすくなりますし、貸し付け側も損失リスクが低く、安心して貸し付けられるでしょう。
現在手元にお金がある場合は、車やペットの価格の何割かを頭金として用意してください。
滞納金を完済させる
携帯電話の本体料金の分割払いや、公共料金の滞納がある場合は、速やかに支払ってください。
信用情報には、借金の滞納だけでなく、公共料金など各種支払いの遅延歴も記録されます。
信用情報に一部でもキズがあると審査を通りにくくなるので、少しでも延滞している場合は素早く完済しましょう。
今後住宅ローンやカーローンなど、支払い金額が長期化するローンを組む場合は、返済能力と信用情報を更に重視されるため、滞納金をゼロにしてください。
借入れ中の総額を減らす
他社から借入れしている場合は借金を支払い、完済や借入れ額の軽減を目指しましょう。カードローンなどで素早くお金を用意したい人の中には、既に他社から借入れ経験がある方も多いはず。
具体的に何社からの借入れがあると審査に落ちるといった定義はありませんが、高額の借金があれば審査は難航します。
できれば完済が好ましいですが、関西が難しい場合であっても、なるべく借入れ額を減額させましょう。
おまとめローンを利用する
複数社から借入れしており、支払い総額が膨れ上がって困っているようなら、おまとめローンでローンを一本化する手段も有効です。
おまとめローンを使えば現在利用している金融機関より低金利に借り換えできる可能性もあり、ローンを一本化することで支払い総額を軽減することも可能。
おまとめローンに申し込むと新規の借り入れが不可能になるので、返済に集中できるメリットもあります。
借金総額が多くてローンに通らない場合は、おまとめローンの利用を検討しましょう。
消費者金融のカードローンを利用する
消費者金融のカードローンならば、素早くお金を手に入れることが可能。審査時間も最短30分程度で終了し、即日融資を受けることもできます。
電話での在籍確認が不要な企業もあり、利用者のストレスを最小限に抑える配慮がされている点も魅力的。
消費者金融と聞くと、高額の金利を要求されトラブルに巻き込まれるイメージですが、昨今の法整備でそういった悪質な業者は一気に減っています。
ローンの審査に通らないけれど、お金を素早く準備したい場合は、消費者金融のカードローンを利用しましょう。
消費者金融のカードローンならばアルバイトでも申し込み可能なので、大学生にも有利です。
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保証人を付ける
収入面で不安がある場合は、収入が安定している保証人を用意して、ローン審査に申し込みましょう。
勤続年数など自分の属性に不安がある場合でも、保証人が付いていると審査通過確率が高くなります。
スーパーホワイトなら履歴(クレヒス)をつくる
クレジットカードやローンを一度も利用したことがないスーパーホワイトは審査で不利になる可能性があるので、カードやカードローンの利用履歴を磨きましょう。
スーパーホワイトとは、クレジットカードやお金の借入れを一切利用していない状況を指します。
スーパーホワイトが審査に不利な理由は、以下のとおり。
- 金融事故でカード利用履歴が白紙に戻ってしまったホワイトと区別しにくいため
- 一定の年齢でスーパーホワイトだと、裏があるのではないかと疑われるため
カーローンや住宅ローンなど大型ローンを組む場合は、以下の手段でクレジット利用履歴(クレヒス)をつくっておくと安心です
- 少額のカードローンを利用して滞納なく返済
- クレジットカードを作って1年以上滞納しないなど良好な状態を維持する
普段から支払いをキャッシュレスにしておくと、日常的にクレヒスをつくることができます。
スーパーホワイトの人は、比較的対処法に選択肢があると考えて良いでしょう。
ローンが組めない理由を調べる方法
ローンを組めない場合はJICCやCICなど信用情報機関に連絡して、信用情報を開示しましょう。
開示申請をすれば、有料ですが確実に自分の信用情報を確認することが可能です。
収入や勤続年数に問題がないのにローンを組めない場合は、信用情報に問題があるケースが多いです。
信用情報にキズがないか、確認する方法を見ていきましょう。
信用情報の開示を申請する
ローン審査に落ちてしまい、自分の信用情報が不安な場合は、信用情報機関に情報の開示を申請してみましょう。
信用情報開示は有料ですが、500円~1,000程度の費用で済むので、経済的な負担も抑えられます。
開示手段は、郵送やインターネットなど様々。開示申請をして自分の信用情報を確認すれば、審査落ちの不安も解消されるでしょう。
信用情報の申込み先は?
信用情報を申し込む際には、申請する信用情報ごとに申し込み先が異なります。
信用情報機関には、以下の3つがあります。
- CIC
- JICC
- 全国銀行個人信用情報センター(JBA)
それぞれの信用情報機関で、取り扱う信用情報の種類が違います。
信用情報名 | 内容 |
---|---|
CIC | 信販会社での金融取引状況 |
JICC | ネット銀行や地方銀行など消費者金融での金融取引状況 |
全国銀行個人信用情報センター(JBA) | 銀行での金融取引状況 |
自分がどのような金融機関の審査に落ちたかで、信用情報開示先も異なります。
目的に合わせて各信用情報機関を選択し、問い合わせましょう。
信用情報開示はインターネットで開示可能
信用情報を開示する際は、郵送や書類での手続きも可能ですが、PCやスマホから閲覧することもできます。
各信用情報の指定公式サイトにアクセスして申請すれば、データをダウンロードすることが可能。
インターネットの開示でも手数料は発生しますが、書類で面倒な手続きをする負担が減るのでとても便利です。日中忙しくて時間が確保できない方は、インターネットで信用情報を開示しましょう。
ローンが組めない期間はどれくらい?
審査に落ちた場合、ローンを組めない期間はケースバイケースです。
1年程度でローンを組めるようになる場合もあれば、5年や10年、長い年月が必要な場合もあります。
審査に落ちるケースごとに、ローンを組めない期間を確認しましょう。
審査基準を満たしていないためローンが組めない場合
属性など審査基準をクリアしていない場合は、雇用形態を見直して審査を通過すれば良いだけなので、1年~3年間程度でローンを組めるようになります。
転職・就職後、最低約1年間は勤続年数を維持したいので、経済面が問題で審査に落ちたのなら、1つの会社に1年以上勤め、翌年申し込みましょう。
雇用形態や収入が原因で審査に落ちた場合は、自分の努力でどうにかできるケースが多いです。
ローン審査通過のキーワードは、あくまでも返済能力。
安定した雇用形態で、なるべく長期間勤務し、信頼度をアップさせてからローン審査に申し込みましょう。
借入総額が多すぎてローンが組めない場合
他社から借金がある場合は借入れ額を減らせば良いので、努力次第で比較的短期間でローンを組めるようになります。
毎月コツコツ返済するだけでなく、繰り上げ返済が可能な場合は、繰り上げ返済も利用して、なるべく早く借金完済を目指しましょう。
完済が難しい場合でも随時返済などで返済額を減らせば、ローンを組める確率も一気に高くなります。
借金完済は信用力を獲得することにもつながるので、大型ローンを組む場合は有利になります。
信用情報にキズがあってローンが組めない場合
信用情報に事故情報が登録されている場合、最低5年間は事故情報が消えないので、5年間ローンを組めません。
気を付けたいのが事故情報登録から5年ではなく、借金返済時点から5年後なので、完済しない限りローンを組むことは不可能なのです。
信用情報にキズがある場合、借入れ額の大小に関わらず、どんな種類でもローンを組むことは難しいでしょう。滞納金の有無も、信用情報に悪影響です。なるべく早く借金を返済して、信用情報を回復させてください。
スーパーホワイトが理由でローンが組めない場合
クレジットカードを利用したことがないスーパーホワイトの場合、数ヶ月~1年程度でローンを組めるようになるでしょう。
スーパーホワイトの人がローンを組むまでの手順としては、以下のようなものが挙げられます。
- 審査が甘いクレジットカードを契約する
- クレジットカードの発行が完了したら毎月滞納なく利用する
- 数ヶ月~1年程度滞納なく良好なカード状態を維持してローン審査に申込む
クレジットカードの利用歴はあくまでも信用力を確保するためのものなので、高額の支払いをする必要はありません。
カードの種類によっては年会費無料のクレジットカードもあるので、すぐに審査に申し込めるはず。
1年間滞納や遅延なく利用できれば、ローンを組むことも容易になるでしょう。
任意整理したためにローンが組めない場合
多重債務に悩み任意整理をした場合は、5年間経過すれば審査に申し込めますが、5年経過しても審査を通過できないケースもあります。
一般的に任意整理から5年経過すればローンを組めると定義されていますが、確実に以前より審査を通過しにくくなっているでしょう。
任意整理の対象となったローン会社や、債務整理の事実が半永久的に記録されており、その会社が提携するグループでは確実にローンを組めなくなります。
任務整理をして新たにローンを組む場合は、審査通過が難しくなっていることを自覚しましょう。
生活資金に困っている場合は、ローンを組むより公的制度利用を検討してください。
ローン組めない人は問題点を把握して改善しよう
ローン審査に落ちると、何が悪かったか不安に思う人も多いでしょう。
ローンを組めなかった場合、理由や原因はきちんとあります。一つ一つ改善していき、信用力や返済能力を高めれば、いずれローンを組むことは可能になるはず。
信用情報が不安な方は、事前に信用情報機関に開示申請しても良いでしょう。
問題点を解決すれば、ローンを組んで家や車を購入することも可能。
利用するローンに合わせて、自分の属性や信用情報を改善してください。