免許証を持っていなくて…。住民票とかでお金借りられませんか?
融資のときの本人確認書類ですね。住民票が使える場合と使えない場合があります。詳しく解説しますね!
カードローン等でお金を借りるときには、必ず本人確認書類が必要となります。
ですが、運転免許証を持っていない場合など、どうしたらいいのか不安になりますよね。
こちらのページでは、住民票だけでお金を借りられるのか、具体的なカードローン等の融資サービスで必要となる本人確認書類についても、まとめて紹介します。
借入れの本人確認書類で困ったときの参考にしてください。
「住民票でお金を借りる」は可能?
結論からいえば、住民票の写しでお金を借りることは可能です!
住民票の写しとはコピーのことではなく、役所で「住民票の写し」として発行してもらった原本を指します。
一般的に発行日から6ヵ月以内の住民票写しが有効となりますが、サービスによっては3ヵ月以内という短い期間のものを求められる場合もあるので、利用の際は事前にチェックしておきましょう。
多くの場合、本人確認書類として住民票の写しを提出する際は、その他の身分証明書と合わせての提出を求められますが、住民票写し単体でOKとしているカードローンもあります。
サービスによって、必要な書類も違うんですね!
カードローンには、大きくわけて以下の3種類あります。
- 銀行系
- 信販系
- 消費者金融系
これらの各種サービスでどのような本人確認書類が求められるのかチェックするために、以下の大手20社をピックアップしました。
種類 | 融資サービス |
---|---|
銀行系 | PayPay銀行カードローン 楽天銀行スーパーローン みずほ銀行カードローン 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 新生銀行スマートカードローンプラス イオン銀行カードローン じぶん銀行カードローン オリックス銀行カードローン NEO BANK 住信SBIネット銀行カードローン 三井住友銀行カードローン |
信販系 | ジャックスカードローン Oricoカードローン「CRESTシリーズ」 SAISON MONEY CARD 三井住友カード カードローン 三菱UFJニコス ローンカード |
消費者金融系 | SMBCモビット プロミス アコム アイフル レイクALSA |
この20社で、融資申し込みの際に必要な本人確認書類として住民票が使えるか確認したところ、以下の3通りのパターンがありました。
- 住民票だけでお金を借りられる
- 住民票とその他の書類のセットでお金を借りられる
- 住民票が本人確認書類にならない
続いてこの3つのパターンにどのサービスが該当するのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
住民票だけでお金を借りられるカードローン
今回チェックした20社の中で、住民票だけでお金を借りることができるのは、以下の6つのサービスです。
- PayPay銀行カードローン
- 楽天銀行スーパーローン
- みずほ銀行カードローン
- ジャックスカードローン
- Oricoカードローン「CRESTシリーズ」
- SAISON MONEY CARD
いずれのサービスも同様に、住民票の写し(原本)1点を提出すれば審査可能です。
PayPay銀行カードローン
PayPay銀行のカードローンでは、以下のいずれか1点で本人確認ができます。
- 住民票の写し(発行から6ヵ月以内のもの)原本1通
- 印鑑登録証明書(発行から6ヵ月以内のもの)原本1通
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンは、以下のいずれか1点の提出でOKです。
- 住民票の写し(発行から6ヵ月以内のもの)原本1通
- 印鑑登録証明書(発行から6ヵ月以内のもの)原本1通
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行のカードローンの場合は、住民票写しの発行日から3ヵ月以内のものとほかとは少し条件が異なります。以下、いずれか1通のみで本人確認が可能です。
- 住民票の写し(発行から3ヵ月以内のもの)原本1通
- 印鑑登録証明書(発行から3ヵ月以内のもの)原本1通
ジャックスカードローン
ジャックスカードローンでは、以下のいずれかで本人確認できます。
- 住民票の写し(発行から6ヵ月以内のもの)原本1通
- 印鑑登録証明書(発行から6ヵ月以内のもの)原本1通
Oricoカードローン「CRESTシリーズ」
Oricoカードローン「CRESTシリーズ」では、以下3つのいずれか1点で本人確認ができます。
- 住民票の写し(発行から6ヵ月以内のもの)原本1通
- 住民票の記載事項証明書(発行から6ヵ月以内のもの)原本1通
- 印鑑登録証明書(発行から6ヵ月以内のもの)原本1通
SAISON MONEY CARD
SAISON MONEY CARDでは、発行から6ヵ月以内の住民票写しの原本1通で本人確認が可能です。
住民票写しの原本さえあれば、申し込みができるところも結構あるんですね!
住民票と各種保険証等でお金を借りられるカードローン
続いて、住民票と健康保険証等の組み合わせで本人確認が行えるカードローンをチェックしていきましょう。
こちらで紹介するサービスは、住民票だけでは本人確認にはならないのですが、健康保険証や公共料金の領収証等と合わせることで本人確認書類として提出できます!
今回チェックした20社のうち、住民票ともう1点書類を用意できれば本人確認可能となるのは、以下9つのサービスでした。
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
- 新生銀行スマートカードローンプラス
- 三井住友カード カードローン
- 三菱UFJニコス ローンカード
- SMBCモビット
- プロミス
- アコム
- アイフル
- レイクALSA
各サービスで住民票と合わせて必要な本人確認書類を詳しく解説します。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」で住民票を本人確認書類とする場合は、合わせて以下の書類の提出が必須となります。
- 各種福祉手帳
- 公共料金(電気・水道・ガス・固定電話・NHK)の領収書
- 国税・地方税の領収書
- 納税証明書
- 社会保険の領収書
領収書については、領収日から6ヵ月以内のものが必要です。
新生銀行スマートカードローンプラス
新生銀行スマートカードローンプラスでは、健康保険証と住民票の組み合わせで本人確認が可能となります。
三井住友カード カードローン
三井住友カードのカードローンで住民票の写しを本人確認書類とする場合は、合わせて現住所が記載されている、以下の書類が必要です。
- 公共料金(電気・ガス・水道・NHK)の領収書
- 社会保険料の領収書等
- 国税や地方税の領収証書または納税通知書
三菱UFJニコス ローンカード
三菱UFJニコスのローンカードでは、健康保険証と住民票の組み合わせで本人確認可能です。
SMBCモビット
消費者金融系のカードローンSMBCモビットで融資を申し込みする場合は、健康保険証と住民票写しの組み合わせで本人確認可能となります。
プロミス
消費者金融系のプロミスでの融資申し込みでは、Webでの契約で「郵送物あり」の手続きをする場合に限り、健康保険証と住民票写しのセットで本人確認が可能です。
アコム
消費者金融系のアコムでは、店舗で借り入れの申し込みをする場合で、健康保険証を本人確認に使用するときに限り、その補完書類として住民票を利用できます。
ただし、アコムで健康保険証を本人確認証として利用できるのは、以下のいずれも交付を受けていない場合のみです。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
アイフル
消費者金融系のアイフルでの借り入れ申し込みでは、以下の書類とセットにすることで、住民票写し、または住民票記載事項証明書を本人確認書類として使用できます。
- 健康保険証
- 国民年金手帳
- 母子健康手帳
- 戸籍謄本
レイクALSA
消費者金融系のレイクALSAの借り入れ申し込みでは、
- Web契約(郵送あり)でカードを自宅へ郵送する場合
- 自動契約機で契約する場合
このいずれかに該当し、健康保険証を本人確認書類とする際に、補完書類として住民票写しを使用できます。
大手消費者金融系の貸付では、住民票は健康保険証など写真なしの本人確認書類の追加資料としての役割となっていますね。
住民票が本人確認書類にならないカードローン
今回チェックした20社のうち、住民票が本人確認書類として使用できないのは、以下の5つのカードローンでした。
- イオン銀行カードローン
- じぶん銀行カードローン
- オリックス銀行カードローン
- NEO BANK 住信SBIネット銀行カードローン
- 三井住友銀行カードローン
これらの申し込みでは、住民票での本人確認は行っておらず、以下のような書類が必要です。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
2020年2月4日以降申請のパスポートには、住所等の情報が記入されていないので、本人確認書類にはならないのでご注意を!
身分証なしでお金を借りることはできないの?
やっぱり身分証なしでお金を借りるって無理ですよね?
身分証なしで、カードローン等の審査を通過することはできません。なぜなら法律で本人を特定せずに契約することを禁止しているからですね。
「犯罪による収益の移転防止に関する法律」という法律があり、これに基づき、ローン等の契約をする際の本人確認が必須となっています。
→ 犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯罪収益移転防止法)
犯罪収益移転防止法では、本人特定事項として、以下の情報を運転免許証等で本人確認の対応をしなければならないこととされているのです。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
これら本人であることを特定する書類として、以下のような書類が必要となります。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- パスポート
なるほど、法律で本人確認をするように決められているんですね!
そうですね!「犯罪収益移転防止法」というのは、なりすましでの契約や仮名での取引等を防止することを目的とした法律です!
たしかに、自分になりすまして他人に借金されたら困りますね!
住民票は本人確認にも補完書類にも利用可能
こちらのページでは、銀行系や信販系、消費者金融系のカードローン等で住民票写しが本人確認書類になるのか、20社の情報を基にまとめて紹介しました。
消費者金融系での借り入れであれば、24時間申し込みできるので便利ですね!
住民票写しの原本のみで本人確認OKとしているカードローンは20社中6社もありましたし、健康保険証等との組み合わせでOKとなるサービスは20社中9社でした。
保険証以外にも、公共料金や税金の領収書との組み合わせも可能ですから、運転免許証を持っていなくても対応は可能です。
住民票だけでもお金借りられるんですね!
はい!ただし、住民票の写しを本人確認証類として使用する場合は原本の提出が必要でWeb完結というわけにはいかないですね。
インターネットでの手続きでも住民票写しの原本は別途郵送となります。即日融資が可能なサービスでもいくらか時間がかかりますので、その点はご注意を!