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個人融資くじらとは?個人融資に隠された恐ろしい罠に注意!

個人融資サイトくじらとは?個人融資に隠された恐ろしい罠に注意! お金が払えない
笑う男性

個人融資サイトの融資なら闇金じゃないから、借りても大丈夫でしょうか?

笑う女性

個人融資サイトの融資は闇金同様に高いリスクがありますよ!

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個人融資くじらとは?

現在は閉鎖されていますが、個人融資で最も知名度の高かった「個人融資サイトくじら」。ブラックでお金が借りれない!債務整理もできない!と言った方々が利用する、最後の砦のようなサイトでした。

利用法は、サイトに用意された掲示板に「融資求む」の書き込みを行うと、貸し手側から連絡が入るというもの。

サイトの運営や利用規約などもしっかりしており、利用者側にも安心感を与えてはいましたが、やはり相手の見えないインターネットでの個人間取引ということもあり、問題は絶えなかったようです。

個人融資サイトくじらで起こった問題

サイト運営はしっかりしていても、個人間での取引という事で、問題も多かった個人融資サイトくじら。では、具体的にどのような問題があったのでしょうか?

  • 保証金詐欺
  • 貸し手が闇金
  • 性的被害
  • 個人情報流出
  • 犯罪の片棒を担がされる

実際、個人融資サイトくじらでは様々なトラブルが発生していましたが、大きく分けるとこのような問題がありました。

保証金詐欺

個人融資では、面識のないもの同士がお金の貸し借りを行う場であり、お互いの信用が無い状態です。

そこで貸し手が借り手に対して、先に保証金の振込を要求してきます。

借り手はどうしてもお金が必要なため、数万円の保証金で大きな金額を借り入れられると、保証金を振り込みます。

しかし、保証金を振り込むと借り入れできるどころか貸し手からの連絡が途絶え、結果保証金だけを奪い取られることになるというトラブルです。

貸し手が闇金

個人での融資サイトと信じて申し入れをしたのに、実際借りてみたら相手が闇金業者だったというトラブルです。

相手は闇金なので、取り立ては激しいものですし、金利も法律無視で取られます。

性的被害

返済を滞納したりすると、「裸の写真をおくれ」など脅しをかけられます。

対面での審査と言われて、待ち合わせ場所に行くと襲われたという被害も出ています。

借り手は貸し手に個人情報などを握られていることもあり、被害を受けても泣き寝入りするしかないというケースが多いようです。

個人情報流出

借り入れの申し込みに個人情報を記入した後、貸し手からの連絡は一切来なくなり、何故か闇金業者からの連絡が頻繁に入るようになったというトラブルです。

闇社会では個人情報の売り買いが頻繁にされているようなので、その個人情報はどこに流出しているかわかりません。

犯罪の片棒を担がされる

個人融資サイトくじらで延滞すれば、例えば携帯電話を取られたり、銀行口座の買い取りの話を持ちかけられたりします。

もちろん取られた携帯や銀行口座は、まともな用途で使われることはまずありません。

特殊詐欺などに使われた時には、口座の名義人であるアナタにも警察の捜査が及ぶことになるでしょう。

個人融資サイトくじらのようなサイトは違法じゃないの?

これだけ色々な被害が出ているのに、個人融資サイトは法律違反として、もっと取り締まれないのでしょうか?

個人融資サイト自体はかなりダークでグレーな存在ですが、違法にならないようによく考えられています。

貸し手が書き込めない状態にある

貸金法により、貸金業を行う者は都道府県の県知事に申請を行い貸金業登録をしなければならないことになっています。

しかし、個人間でのお金の貸し借りにはこの法律が適用されません

個人融資サイトでは、貸し手が「お金貸します」などの書き込みができない仕組みになっているので、「ネットの知り合いに金を貸しただけ」などと言い切られると、手が出せなくなりわけです。

借り手の負い目

逆に借り手側も、違法とは知りつつ借り入れを行なっているので、個人融資サイトから借り入れをしたと漏らしにくい事情があるのでしょう。

あざといサイト運営

サイト運営もあざとく、サイト利用で手数料を徴収することもなく、すべて無料で利用できるようになっています。

無料で運営することで、貸金業とはみなされず、誰でも使える無料掲示板という立ち位置でいられるわけです。

個人融資を法律で禁止できないの?

では、個人融資を法律で禁止はできないのでしょうか?

個人融資を法律で禁止してしまうと、親や友人からの借り入れもできなくなってしまいます。

また、近年ではSNSの発達でインターネットのみでつながる「友達」も多く、法律で取り締まるのは、なかなか難しいところでもあるようです。

現に、金融庁の注意勧告に下記のように書かれているだけで、個人間での融資を明確に禁止できない状態にあるようです。

  • 個人であっても、反復継続する意思をもって金銭の貸付けを行うことは、貸金業に該当します。
  • 不特定多数が閲覧可能なSNS等で「お金を貸します」、「融資します」などと書き込んで、契約の締結を勧めることは、貸金業法の規定に抵触する場合があります。
  • 個人を装ったヤミ金融業者により違法な高金利での貸付けが行われるほか、更なる犯罪被害やトラブルに巻き込まれる危険性があります。

引用:金融庁

確かに反復継続する意思なんて、目に見えないから証明できるもんじゃないですよね!

笑う女性

「融資します」って書き込めないシステムですので、高利貸し被害とか、性被害などが発生しないと検挙もできないのです!

個人融資サイトくじらまとめ

個人融資サイトくじらは閉鎖され現在は利用できなくなっていますが、検索すれば個人融資サイトは、まだ数多くあります。

年々サイト運営の方法も狡猾になってきており、法律とのイタチゴッコのような状態で、なかなか取締もできない状態にあります。

個人融資サイトくじらは、個人融資サイトとしては比較的まともな運営状態にあったと言われていますが、サイト閉鎖の理由については謎のままです。

利用者も非常に多く犯罪の温床になっていたので、問題の多さに管理人が根をあげてしまったのか、警察からマークされていたのか。

または、個人融資サイトくじらの運営メンバーが、そのサイト運営ノウハウで個人融資サイトの量産に手をつけたのか?真相は不明です。

個人融資サイトはダークグレーな存在で、金融庁や警察から常にマークされているサイトです。

今後下手に手を出せば、貸し手側だけでなく、借り手側が何か被害を受けたとしても、被害者面していられない事態に陥る可能性もあります。

個人融資など違法性の高いものに手を出す前に、まずは弁護士に債務整理ができないか、自治体等で借り入れできないかなど、相談しましょう。