19歳の甥っ子が金貸してくれって。でも僕はお金がないから、金融会社で借りてくれって言ったんですけど、19歳でもお金を借りれるんでしょうか?
まったくないわけではありませんが、正直むずかしいですね!
19歳でも借りれる金融会社はあるの?
多くの消費者金融会社では借り入れができる年齢を20歳以上としており、基本的に19歳では借り入れができません。
だた、条件付きで借り入れができる会社もあるので、今回はその辺を調べてみました。
親の同意があれば19歳でも借りれる金融会社
大手の消費者金融での借り入れは、親の同意があっても無理でしたが、中小規模の会社では2つほど発見することができました。
全ての中小規模の消費者金融会社というと数が多すぎて調べ尽くすのは難しいですね。果てしなく調べればまだ見つかる可能性はありますが。
スペース
18歳以上から安定的な収入があれば、借り入れることができます。
スペースの屋号を語っているヤミ金があるので要注意です(以下リンク先は本物のスペース)。
アスト
親の同意があれば、自動車ローンの借り入れができます。
親の同意なしで19歳でも借りれる金融会社
学生ローン
親の同意がなく借り入れができる金融会社で有名なのは、学生ローンです。
同意は不必要でも学生証は、必要です。
学生ローンは、18歳からでもアルバイトなどをして入れば借り入れることができます。
ただし、学生でもOKをうたうヤミ金もあるので注意しましょう。
借り入れ金の使用用途が、学業にちなむことなどの縛りがあるローンもあるので、利用規約をよく読んでご利用ください。
一般的な消費者金融よりも融資額が少ないので、急ぎでなければオークションやフリマで稼ぐ、バイト代が入るまで我慢する方が良いかもしれません。
学生ローンでも中には親の同意が必要なものもあるので注意してくださいね!
クレジットカードのキャッシング枠
学生ローン以外では、クレジットカードにキャッシング枠がついていれば親の同意なしに借り入れが可能なカードもあります。
クレジットカードを作る時に保証人などで親の同意を得る必要があります。
ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行に貯金があれば自動貸付で借り入れができるかもしれません。
借り入れができるのは名義人本人です。
もしかしたらご両親がお年玉を、あなた名義で貯金していてくれているかもしれないので調べてみましょう。
ただし、自動貸付ができる貯金の種類は、下記の2種類。
- 担保定額貯金
- 担保定期預金
自動貸付では総貯金額の90%まで、又は300万円以内の借り入れが可能です。
新規の受付は終了していますが、財形貯金や国債があれば、自動貸付を利用できます!
19歳で借りれない理由は?
貸金法では未成年への融資は違反では無いものの、未成年が交わした契約行為は民法により取り消すことができます。
つまり「お金返してください」と金融会社が言ってきても「未成年だから契約は破棄ね!」と言われてしまえば、返済してもらう事はできなくなります。
過去に、未成年と分かっていて融資した会社が返済を求めたところ、逆に「未成年とわかっていて融資するとは何事だ!」と訴えられた事件がありました。
その事から、ほとんどの金融会社では未成年の融資はできなくなりました。
ただ、未成年と言っても既婚者は別です。
年齢では20歳以上が成人となりますが、結婚すると未成年でも民法で成人として扱われます。
こうなると、契約行為が可能になりますので、未成年でも返済の義務が発生し破棄をする事はできません。
とはいえ、ほとんどの金融会社では既婚者であろうが、未成年への融資は認めていないのも事実です。
ただし、アルバイトでなく職について安定した収入があれば、借り入れ可能な会社も中にはあるようです。
ちなみに、未成年でも年齢を詐称して契約を行えば、未成年であることを理由に契約を破棄する事はできません。
金融会社以外で19歳でも借りれるところ
お金が何としても必要なのであれば、消費者金融を頼らないでも借り入れができるところはあります。
質屋から借りる
多くの自治体では青少年健全育成条例等により、青少年から物品を質入れし、金銭を貸し付けることを禁止しています。
ただし、親の同意書がある場合は例外とするところもあるので、確認してみるといいでしょう。
全国労働金庫協会から借りる
親の同意があれば19歳でも借りる事ができます。
金利も年3%~8%前後と非常に低く設定されており、最大で500万円までの借り入れが可能なので、チェックしてみてください。
保険会社から借りる
保険会社には契約者貸付制度と言うものがあります。
契約者本人が保険を担保に借り入れを行えますが、契約者の方が未成年である場合は親の同意が必要となります。
保険会社により対応が異なりますので、詳しくは加入している保険会社へお問い合わせください。
社会福祉協議会から借りる
19歳でも既婚者であれば、社会福祉協議会で緊急小口資金などの借り入れが可能です。
詳しい内容は窓口での相談になりますので、お住まいの地域の社会福祉協議会へ相談してみましょう。
19歳なら借りるより稼ごう!
19歳でも借りれる金融会社は非常に限られており、もし借りても社会的信用がなく少額しか借り入れ出来ない所がほとんどです。
また、借り入れを行うと金利が発生するので、返済で生活が苦しくなる事も十分に考えられます。できれば借りることより稼ぐ事を考えた方が良いでしょう。
スマホさえあれば、オークションやフリマアプリで簡単に手持ちの物を売ることも可能です。
パソコンがあればスキマ時間で副業も可能でしょう。
19歳で借り入れできる金額より稼げるようになるかもしれないので、試してみる価値はあると思います。
2022年から18歳でも借りれるかも
2022年4月1日から法改正により、18歳から成人とみなされるようになりました。
ですが、金融庁でも18歳、19歳への貸付について、慎重な姿勢を示しており、貸金業者でも20歳未満の方への貸付を制限しているところも少なくありません。
18歳が成人となっても、喫煙やたばこも20歳から。お金の借り入れについても、100%OKとはいかないのです。
やっぱり19歳でお金を借りるのは、なかなか難しいようですね。
金融会社で借りるより、ご両親に頼んだ方がなにかと安心ですよね!