ブラックリストって金融会社が独自に持ってるものもあるんですか!?
たしかに、金融会社が個々に保管する「社内ブラック」があるっていう噂もありますね!
社内ブラックは永久にデータが消されないって噂もあるみたいですね・・・。
社内ブラックとは?
信用情報以外でそれぞれの会社が保有する「社内ブラック」。
社内ブラックになると、アナタが問題を起こした会社では2度と借り入れができなくなると言われています。
しかし、実際には再び借り入れができるようになっている方もいるので希望を捨てることはありません。
社内ブラック?大手消費者金融の再申請は難しい
一般的に社内ブラックのデータは7〜10年で消えると言われていますが、大手では自社でデータを保管していたり、データ保管会社へ10年以上の長期預け入れの契約を結んでいます。そうなれば、10年以上経ってもブラックな情報が消えないという可能性もあります。
実際、時効援用から20年以上すぎても再契約ができなかったと言う話もあります。
グループ会社でも借り入れができなくなる
社内ブラックになると、該当する金融会社だけでなく、関連するグループ会社での借り入れもできなくなる事があります。
例えば、
- プロミス→三井住友銀行カードローン
- アコム→三菱東京UFJ銀行カードローン
- オリコ→みずほ銀行カードローン
これらの関連グループのように、アコムで社内ブラックだと三菱東京UFJ銀行カードローンは利用できない!といったことも起こり得るのです。
ただ、中には問題なく審査が通ったというケースもあるので、必ずしもNGというわけではないようです。
社内ブラックでも借り入れができるようになる事例
長期滞納や債務整理で社内ブラックになった方が、借り入れができるようになったのには、いくつかのパターンがあるようです。
過払い請求による社内ブラックなら他を利用
債務整理の中で過払い金請求というものがあります。これは、金利を払いすぎていた場合に過払い金を取り戻すための請求で、信用情報に事故情報とは載らない債務整理です。
ですが、過払い金請求をされた会社は、再び同じ人に融資をしたいとは考えないでしょう。会社によっては社内ブラックとし、以降の融資を不可とする可能性もあります。
ただ、この会社や関連会社での借り入れができなくても信用情報には影響していないので、その他の金融会社では審査が通るはずです。
合併統合後は借り入れできるチャンス?
最近は少なくなりましたが、銀行や信用金庫、カード会社の合併統合が一時期頻繁に行われた事があります。
その時に社内ブラックだった方々が、申し込みや借り入れができるようになった!という事例もあります。
明確な理由はわかりませんが、個人情報保護法により個人データの共有が行われなかったのではないか?情報漏洩のリスクよりリセットを優先させたのではないか?などの憶測を呼んだようです。
昇進・転職で借り入れ可能となるケース
金融会社は信用情報を重視して、アナタに融資を行うかを決めています。
過去に社内ブラックとなっていても、信頼性の高い職場に転職したり、昇進で役職が付いた場合など、過去のデータより現在の状況が優先され審査が通りやすくなる事もあります。
同じ理由で、結婚した場合など、パートナーの資産状況によっては審査が通りやすくなる場合もあります。
信販系のクレジットは通りやすい?
スポーツジムによっては、会員になる際にクレジットカード作成が必須というところもあります。
こんな時、社内ブラックになっていると審査が通るか不安ですよね。
ところが、実際にはすんなりと審査が通って会員になれてしまったという方も少なくありません。
買い物のローンとスポーツジムの会費では別物だからでは?といった見方もあるようですが、信販系は少し審査が緩い傾向にあるのかもしれません。
顧客拡大キャンペーン中は緩くなる?
社内ブラック体験談で多くあるのが、スーパーやドラッグストアなど、新たにポイントカードを作り顧客拡大を狙ったキャンペーン時は審査がゆるくなるという説。
スーパーやドラッグストアのポイントカードにはカードローンやクレジットの機能がついたものも多くあります。
「自分、ブラックだったから」とローン機能のついたカードを断っても、一応審査に通してもらうと、なぜかすんなりと審査が通ったという方も多いのです。
たまたま運が良かったのか、内部事情によるものなのか、明確なところはわかりませんが、顧客拡大キャンペーン中は若干審査がゆるくなっている可能性もあります。
調べれば調べるほど、社内ブラックの基準がよくわからなくなります。
そうですよね!実は「社内ブラックは都市伝説」なんて説もあるんです!
社内ブラックは都市伝説
元金融会社勤務の方でも「社内ブラックは無い」と言う人もいれば「ある」という方もいます。
事故を起こした方の情報は、社内情報として保管される場合もあるようですが、融資審査では主にCICなどの信用情報機関からの情報が重視されます。
社内ブラックになるような事故情報を持つ方が、審査に通った理由については、
- 過去と現在では収入などの信頼性が変わった
- 他の金融商品の利用履歴から信頼性が回復した
- 担当による
- 運が良かった
などの理由が考えられます。
逆に、審査が通らなかった理由としては、
- 多数の金融商品を利用していた
- 経済的な信頼性に変化が見られない
- 債務整理の経験がある
- 担当による
- 運が悪かった
などの理由が考えられるでしょう。
つまり社内ブラックというのは明確なものでなく、審査の通らなかった方々が言い始めた都市伝説的なものではないか?という噂もあるのです。