事業に使うお金を借りたいけれど、キャレントってどうなんだろう?会社の特徴が気になる…。
キャレントは、法人を対象とした消費者金融です。特徴や審査について解説したので、利用を検討する際の参考にしてみてください。
キャレントとは?口コミはどう?
消費者金融のキャレントとは、どのような会社なのでしょうか。
普通の金融業者だと思っていたら実はヤミ金だったというケースもあるので、利用する際は注意したいですよね。
ここでは、キャレントの会社概要や口コミ評判について解説します。
消費者金融キャレントはヤミ金じゃないの?
消費者金融のキャレントは、東京都に届出を出して認可をもらっている正規の貸金業者です。
貸金業法に基づいて経営をおこなっているため、法外な利息やしつこい取り立てに心配する必要はありません。ヤミ金や反社会的勢力というわけではないので、借りても全く問題ない会社です。
会社概要は、以下のようになっています。
項目 | 詳細 |
---|---|
登録番号 | 東京都知事(4)第31399号 |
加盟団体 | 日本貸金業協会 |
代表者 | 池田秀明 |
住所 | 東京都品川区西五反田2-24-4 WEST HILLビル5階 |
電話番号 | 03-5740-5087(会員専用ダイヤル) |
この情報からも、キャレントが怪しい金融機関ではないことが分かりますね。
キャレントの口コミ
キャレントの口コミについては、大手の貸金業者ではないからか、情報があまりありません。
当サイトでも、TwitterやGoogle口コミ、5chなどを幅広くリサーチしたのですが、ほとんど見つけることができませんでした。
見つかった口コミは、以下の残念な情報だけです。
この方の状況など詳しいことはわかりませんが、参考のために見てみましょう。
キャレントも審査落ちした
— タルぽこん@ (@_Tarupo_com_) February 13, 2019
お金を借りたいけれど、審査落ちしてしまったという方のツイートのようです。
せっかく申し込みをしても、審査に落ちてしまうケースがあるのは否定できません。
その場合は、ほかの金融機関をあたってみたり、別の対処法でお金を調達しましょう。
キャレントの申し込み条件|在籍確認あり?
キャレントには申し込み条件があります。
そのため、人によっては条件に当てはまらず、融資を受けられないことも多いです。
ここでは、キャレントに申し込みするための条件を解説していきます。
融資対象者は法人のみ
キャレントの融資対象者は法人のみとなっています。なぜなら、キャレントのローンは事業資金専用のビジネスローンだからです。
そのため、会社を経営しているなど、事業を営んでいる人でないと融資を受けることができません。
個人や個人事業主、会社員の人は対象としていないので、残念ながら対象にならないという人は多そうです。
キャレントを利用できないケース
キャレントは法人を対象とした金融業者ですが、たとえ事業を行っている人でも、融資対象とならない場合があります。
それは以下のような人です。
- 設立1年未満の法人
- 名義貸しの借入を誘導して手数料を渡す業者
- ローン会社を紹介して手数料を取る業者
- 不当な勧誘で物品を販売する悪質なマルチ商法業者
設立から間もない法人は、経営が安定しないこともあり、融資対象から外れてしまうのは仕方のないことかもしれません。
信用のある事業主であれば問題なく対応してもらえそうです。
在籍確認あり
キャレントでは、ほかの多くの金融業者と同じように、勤務先への在籍確認があります。
公式サイトのよくある質問ページにも、「申込みの際、会社に確認の電話はきますか?」という項目に対して「確認のため、会社にお電話させていただきます」と記載されています。
しかし、キャレントは利用者のプライバシーに配慮した業者です。
そのため、金融機関を名乗って電話をかけることはなく、あくまでも担当者の個人名で連絡が入ります。
周りに借入れがバレてしまうリスクは低いので、安心して利用できるといえるでしょう。
キャレントの審査は甘い?審査基準は?
消費者金融を利用する際、どうしても気になるのが審査です。
キャレントの審査は甘いのでしょうか?
また、どのような形で審査が行われるのでしょうか?
あらかじめ知っておくことで安心できることも多いので、確認していきましょう。
キャレントの審査は甘いのか?
キャレントの審査の特徴として、独自基準で柔軟に対応していることが挙げられます。
事業用のローンのため、過去の債務や借入れ状況よりも現時点で返済できるかどうかを重視されるのです。そのため、過去にお金を借りたことのある人や、借金のある人でも希望が持てそうです。
しかし、事業の経営状況が健全でなければ、審査に落ちることは十分に考えられます。審査が現時点の状況重視だからと言って、必ずしも甘いわけではないので、注意が必要です。
キャレントは信用情報機関に加盟していない
キャレントは、信用情報機関に加盟していません。
消費者金融業はCICとJICCに加盟することができますが、キャレントの運営企業であるIPGファイナンシャルソリューションズは、これらの信用情報機関の加盟企業として掲載されていないのです。
そのため、過去の滞納はバレませんし、ブラック入りしていても通る可能性がありそうです。
とはいえ、状況によっては審査に落ちてしまう可能性もあるので、そのリスクは考えておかなければなりません。現在の支払いは、しっかり整理してから申し込みをしましょう。
キャレント審査でのチェック事項は?
信用情報機関に加盟してないキャレントでは、どのような条件で審査をするのでしょうか?
詳しい条件は明確にされていませんが、申し込み時には以下のような内容を申告する必要があります。
- 氏名
- 生年月日
- 連絡先電話番号
- 自宅住所
- 会社情報
- 会社電話番号
- 税込年収
- 会社住所
- 他社での借入件数
- 他社での借入金額
- 他社での借入期間
- 現在の返済状況
箇条書きにしただけでも、かなり多くの情報を求められることが分かります。
また、自己申告とはいえ、借入金額もチェックされるようですね。
現在の返済状況は、延滞中・長期延滞中・自己破産・私的整理中・民事再生中といった項目の中から選びます。
これらの状況を総合的に審査して、返済完結まで支払う能力がないと判断されると、審査に通りません。
キャレントで審査落ちする理由
キャレントで審査落ちしてしまうとしたら、どのような理由が考えられるのでしょうか。
審査落ちの理由を解説するので、借入前の参考にしてみてください。
借入希望額が高額すぎる
借入希望額が高額すぎると、その分返済が難しくなります。
売上の大きい事業だったらいいのですが、返済能力に対して希望額が高ければ高いほど、審査に通る難易度は上がるといえるでしょう。
今後の計画的な返済のためにも、借入希望額は必要最小限度にとどめることが重要です。
虚偽内容で申し込みをした
虚偽内容で申し込みをすると、審査に落ちてしまいます。
些細な入力ミス程度であれば、連絡が入って訂正を求められるだけなので、大きく心配する必要はありません。
しかし、明らかな嘘や虚偽情報を入力した場合は詐欺の可能性を疑われます。
会社の売上や収入は多ければ多いほど審査に有利になるのは事実ですが、審査に安全に通過するためにも、偽りの情報を書くのはやめましょう。
また、ただのミスでも万が一悪質と判断されてしまうと審査に落ちるので、入力に間違いがないかは丁寧に確認したほうが安心です。
他社での借入が多すぎる
どの消費者金融においても、現在の借入状況は大きな判断材料となります。
他社で高額な借入をしていたり、何件も借入をしていたりすると、多重債務者で返済が難しいと評価されるでしょう。
また、総量規制に引っかかってしまう可能性も考えられます。
総量規制とは、年収の3分の1以上の金額を貸し付けることはできないとする法律のことです。
キャレントは事業者向けの金融機関なので、借り入れるときは総量規制の対象外ではありますが、年収の3分の1以内というのは無理なく返済するためのひとつの目安になりそうです。
そのため、借入が多すぎる人は審査に落ちてしまう可能性も否定できません。
現在、他社から複数あるいは高額の借入がある人は、その支払いを終わらせてからキャレントに申込みをするようにしましょう。
他社からの借入で延滞している
キャレントでは信用情報を見られることはありません。
しかし、申し込み時に他社からの借入状況を申告する必要があります。
支払いを延滞していれば、キャレントでも滞納してしまうリスクが高いといえます。
延滞期間は長ければ長いほど不利になるので、お金が必要な際にスムーズに融資を受けるためにも、普段から支払いは予定通りに行うことが重要です。
もちろん延滞をしているのに嘘をつくことも禁止です。
虚偽の申告がバレた場合は詐欺となり、最悪のケースだと刑事事件に発展する可能性もあるので、絶対に避けましょう。
短期間で複数社に申し込みをした
急ぎでお金が必要だと、慌てて複数社に借入の申し込みをしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、短期間に複数社に申し込むと「あちこちから借りなければいけないような人なのか」とみられて審査に落ちてしまうことがあります。
いわゆる申し込みブラックの状態になってしまうことも考えられます。
どうしてもお金が必要な場合でも、焦らず一社ずつ申し込みをして審査結果を待つよう注意しましょう。
債務整理中である
公式サイトによると、債務整理中は利用できないことになっています。
そのため、債務整理中の人が申し込みをしても、審査に落ちてしまうだけでしょう。
融資を受けるとしたら、債務が完全になくなり、支払いが完結して問題も解決したあとにしましょう。
そのほうが、今後返済をしていく上でも安心です。
キャレントの金利・限度額
キャレントで借り入れる際に、気になるのが金利や利用限度額です。
以下に表でまとめたので、参考にしてみてください。
利用限度額 | 1万円〜500万円 |
---|---|
金利(実質年率) | 7.8%〜18.0% |
返済期間 | 最長120ヶ月 |
これらの情報から、高額の借入をしたとしても、ゆとりを持って返済できることが分かります。
公式サイトのよくある質問でも「はじめての申し込みで、いくらまで借入できますか?」という質問に対して「500万円を上限として、慎重な審査のうえ、ご利用いただけます」と記載されています。
しかし、実際には現在の状況によって利用限度額は変わるので注意が必要です。
500万円というのは、あくまでも最大限借りた場合の金額なので、必ずしも希望通りの金額を借り入れられるとは限りません。
キャレント利用のメリット&おすすめポイント
数ある金融機関の中でも、キャレントに申し込むメリットは何でしょうか。
ここでは、キャレントのおすすめポイントを紹介するので、申し込む前にみていきましょう。
24時間365日ネットで申し込み可能
キャレントの申し込みは、24時間365日ネットから受け付けています。
そのため、仕事で忙しくて時間のとれない人でも安心です。
一方、来店や電話での申し込みにはそもそも対応していません。
キャレントに申し込む際は、必ずネットを利用するようにしましょう。
申し込み前に不安事項がある場合は、公式サイトで無料の借入診断を利用するのもおすすめです。
来店不要で全国どこでも指定の口座に振込OK
キャレントで融資を受ける場合は、来店をする必要もありません。
ネットだけで全国どこからでも申し込めるので、お金が必要なときにすぐ頼ることができます。
店舗や専用ATMに行かなくても、手続きの際に自分が利用している口座を指定すれば振込してもらえるので、非常に便利ですね。
最短で即日融資可能
キャレントで契約する際は、必要書類を郵送またはFAXで提出します。
この手続きを平日14時までに完了すれば、当日中に融資を受けることができます。
最短で即日融資可能なのは、お金に困ったときにとてもありがたいポイントです。
指定した口座にすぐに振り込んでもらえるので、いざというときに利用もしやすそうですね。
カード不要
キャレントで借入をする際には、カードを作る必要がありません。
融資は、基本的に銀行口座への振り込みという形で行われます。
そのため、万が一財布の中身が人に見られてしまったとしても、借金していることが周りにバレる心配はないでしょう。
個人情報に配慮しているキャレントならではの使いやすさであるといえそうです。
総量規制の対象外
キャレントは法人を対象とした金融業社です。
そのため、貸金業法で定められている総量規制の対象外となります。
総量規制はあくまでも個人を対象とした法律なので、法人であれば多額の借入ができるという仕組みなのです。
制度の上では、収入にかかわらずお金を借りることができるので、事業で大きな出費があるときにも安心です。
ただし、実際には返済能力の有無によって審査が行われるので、その点だけ注意しましょう。
たとえ総量規制の対象外だったとしても、金額的に返済できなさそうだと判断されれば、審査に落ちてしまうことが考えられます。
借入れの際は、返済に無理のない金額を申し込みましょう。
事業資金であれば用途は自由
キャレントで借りたお金は、事業用の資金であれば用途は自由です。
そのため、設備を整えたり、消耗品を購入したり、光熱費や人件費に使用したりなど、幅広い使い方ができます。
使い道が制限されていないという点で、とても自由度の高いビジネスローンだといえるでしょう。
キャレントのデメリットと注意点
キャレントには多くのメリットがありますが、ミスマッチを防ぐためにも、事前にデメリットを知っておく必要があります。
ここからはキャレントを利用する上でのデメリットを解説していくので、利用前にチェックすることが大切です。
個人・個人事業主は融資対象外
キャレントは事業用のローンなので、個人の方が融資を受けることはできません。
また、たとえ事業を行なっている人でも、個人事業主であれば対象外となってしまいます。
あくまでも法人向けだということに注意しましょう。
在籍確認が必須
キャレントは、在籍確認が必須です。そのため、職場に電話連絡が入る可能性があります。少しでも借入がバレてしまうリスクを避けたいと思っている人にとってはデメリットでしょう。
しかし、キャレントは個人情報に配慮している会社なので、在籍確認の際に金融業社を名乗ることはありません。担当者の個人名で電話がかかってくるので、バレるリスクはかなり低いといえるでしょう。
急ぐなら必要書類提出はFAXで
キャレントは、Webだけでの契約には対応していません。来店して手続きを行うこともできず、郵送やFAX以外の方法はないので注意しましょう。
郵送だと書類が承認されるまでに日数がかかってしまいます。
審査時間も考慮すると、即日振り込みが必要なら、FAXでの申し込みがおすすめです。
追加融資や利用限度額の増額にも再審査が必須
キャレントでは、追加で融資を受けたり、利用限度額を増額したりすることができます。
しかし、そのためには再審査を受ける必要があります。再審査に落ちてしまえば、追加融資や利用限度額の増額は受けることができません。
どうしても二度手間になってしまいますが、無理のない範囲内で利用するためにも、再審査は必要だということを理解しておきましょう。
おまとめローンがない
キャレントではおまとめローンがありません。
おまとめローンとは、借り換えによって複数社からの支払いを一本化し、返済しやすくするための商品のことです。
利息や支払額を減らせるケースもあり、非常に便利な商品です。
しかし、キャレントでは残念ながらおまとめローンの取り扱いがないので、借り換えを目的としている方にとってはキャレントは不向きだといえます。
おまとめローンについて、詳しくは以下の記事を参照してください。
キャレントの審査が通ったとの口コミがない
キャレントは、審査に通った口コミが少ない点が不安です。
当サイトでも、TwitterやGoogle口コミ、5chなど幅広くリサーチしましたが、信憑性のある口コミはほとんど見つけることができませんでした。
キャレントの情報があったとしても、宣伝目的での書き込みなどしか見られないのは、ひとつの不安材料かもしれません。
キャレントの申し込みの流れ
キャレントに申し込みたい場合、どのような流れで手続きを行うか気になる方もいるでしょう。
ここでは、実際にキャレントに申し込む際の流れを分かりやすく解説します。
利用前の参考にしてみてください。
ネットで申し込み
まずはネットで申し込みをします。
ネットでの申し込みは、24時間365日受け付けているので、今すぐにお金が必要というときでも安心です。
一方、来店や電話での申し込みは受け付けていません。
利用したい場合は、必ず公式サイトから手続きを行いましょう。
審査
続いて、申し込み内容をもとに審査が行われます。
キャレントは信用情報機関に加入していないので、審査は独自基準に基づいて行われますが、収入が少ないなどで返済能力がないと判断されると落ちてしまう可能性もあります。
審査時間はどれくらいか分かりませんが、結果が出れば登録したメールアドレス宛てに通知されるので、確認しましょう。
契約
審査に通過し、問題なければ契約に進みます。
必要書類を郵送またはFAXで提出し、平日14時までに手続きが完了すれば最短即日の振込が可能です。
郵送だと届くまでに通常2日ほどかかってしまうため、なるべく早く融資を受けたいという方は、FAXでの契約がおすすめです。
キャレント借入時の必要書類等
キャレントで借り入れる場合には、本人確認書類を提出する必要があります。
本人確認書類として利用できるのは、以下のようなものです。
- 免許証
- 保険証
- 登記事項証明書
- 確定申告書2年分
これらの書類を準備できないと融資を受けることができず、手続きもスムーズに進まなくなってしまいます。
通常、免許証や保険証はすぐに用意できるはずなので、忘れずに提出するようにしましょう。
キャレントの返済方法
キャレントの返済方法は、銀行振り込みと口座振替を選ぶことができます。
どちらか使いやすいほうを選んで、計画的に返済していきましょう。
銀行振り込み
銀行振り込みの場合は、最寄りの金融機関から指定口座に振り込む方式となっています。
普段利用している口座から送金する形でも返済は可能なので、使いやすそうですね。
返済期日は、都合のいい日を選択して設定することができます。
期日までの10日間が毎月の支払いの受付日となるので、それまでの間に忘れずに振込をするようにしましょう。
口座振替
キャレントは口座振替にも対応しています。
三菱東京UFJ銀行を利用している人は、預金口座から毎月自動的にお金が引き落とされ、返済していくことができます。
それ以外の銀行だと口座振替を利用することができないのは残念ですが、口座振替ならわざわざ入金する手間もないので、支払い忘れの心配もありません。
より気軽に利用することができそうです。
キャレントは法人専門の消費者金融
キャレントは、法人専門のビジネスローンを扱う消費者金融です。
個人や個人事業主は利用することができませんが、事業資金であればどのような用途でお金を使ってもいいので、幅広い活用方法があります。
最短で即日融資可能なビジネスローンということもあり、事業用のお金に困っている人にとってはとても力強い業者でしょう。
しかし、在籍確認が必要だったり、追加融資の際に再審査が必要なのはデメリットです。ネットに口コミが少ないというのも、人によっては不安材料になるかもしれません。
利用する際はメリットとデメリットを比較し、計画的な借入を意識しながら検討してみてください。