バイクローンを組みたいけれど、頭金がないとローンを利用できないのでしょうか?お金がなくて、頭金を用意できそうにないのですが…。
バイクローンは頭金がなくても利用できますが、頭金があれば、より一層良いでしょう。バイクローン利用の頭金の必要性を解説します。
バイクローンで頭金は必要?
バイクローンは頭金がないと利用できないわけではないのですが、頭金を用意したほうが有利と思っておくと良いかもしれません。
バイクローン利用の際の、頭金の必要性を確認しましょう。
バイクローンを利用するなら頭金はあったほうがいい
バイクローンでは返済能力を重視するので、頭金を用意できればお金に余裕があると判断され、審査で有利になります。
バイクローンは、いわば借金。頭金がなければ絶対利用できないわけではないのですが、頭金を事前に用意できれば、貸付をする金融機関からの信用度は上がります。
自分はローンを毎月きちんと返済できると経済能力をアピールするツールとして、頭金を用意すると良いでしょう。
頭金を最初に払っておけば、月々の返済額も軽減されるので、自分にとってもメリットがあるのです。
将来的なバイク売却時には、残債も支払わなくてはいけません。
支払ローンが少なければ、バイクを売却する際にも負担が少ないので、バイク購入後の返済プランが不安な方は、積極的に頭金準備を検討しましょう。
バイクローンは頭金なしでも利用可能
返済能力が十分にある場合は、頭金なしでバイクローン審査を通過できる可能性が高いです。
頭金なしでも審査を絶対通過できると断言はできませんが、以下のような人は返済能力があるとみなされるため、頭金なしでも審査通過しやすいです。
- 安定した年収がある
- 他社から借入がなく、信用情報にキズがない
- 保証人を用意できる
自身の収入面や信用情報に絶対的な自信がある場合は、頭金を用意しなくても良いかもしれません。
借入条件を満たしていない場合は、少しでも頭金を用意したほうが安心でしょう。
頭金を必須のケースもあり
バイクローンを利用する際に、頭金必須と定義している店舗もあります。
頭金がいくら必要かは、販売店ごとに異なります。頭金用意の必要があるか気になる場合は、自身が利用する販売店の担当者にきちんと確認しましょう。
商品説明にも頭金が必要か記載されているはずですので、説明にも注意深く目を通してください。
頭金はバイクローン審査に影響あり?
頭金を用意すると、お金に余裕があり返済能力があるとみなされるため、審査が有利になります。
頭金が審査にどのような影響を与えるか、確認しましょう。
頭金の有無は審査に影響あり!
頭金を用意すると、資金力があると判断されるため、審査を通過しやすくなります。
ローン会社は契約者がローンを支払えなくなるリスクを極力減らしたいので、契約者に対して計画性と返済能力を求めます。
手持ちが一切なくて全額借入しようと思っている人よりも、ある程度貯めておいたから少し頭金として支払おうと考えている人のほうが、金銭管理ができるとみなされ、審査が有利になるのです。
3,000円でも1万円でも、手元にあるお金を頭金として支払っておけば、この人はローンを積極的に支払う意思があると、貸付側からの信用度も上がるはず。
少しでもお金を用意できそうなら、審査通過可能性を上げるために、頭金を用意しましょう。
頭金が多いほど有利
貸付側にローン完済が可能と判断してもらうためにも、頭金はなるべく多く用意しましょう。
例えば100万円のバイクローンを購入する場合、頭金40万円と頭金5万円の場合では、圧倒的に前者のほうが有利です。
上記の例で頭金5万円の場合、100万円の商品なのにたった5%しか支払えないなんて今後の返済が不安だと思われ、審査が厳しくなるでしょう。
バイクローンでは返済能力を重視するので、社会的信用度が高い人のほうが完済可能性が高いと判断されます。
一定額以下の頭金しか用意できない場合は、完済を見込めないとみなされ、審査落ちリスクが一気に高まってしまうのです。
頭金が多くても落ちるケースあり
頭金をいくら多く用意しても、過去に支払料金の滞納や債務整理などの金融事故を起こしていれば、残念ながら審査落ちしてしまいます。
ローンやクレジット料金の滞納などは、全て信用情報機関に登録されます。バイクローンを組む際、貸付側は信用情報を照会するので、金融事故の有無はバレてしまうのです。
バイクローンでは返済能力が必須なので、過去に金融事故を起こしていると返済能力がないとみなされ、審査通過は一気に難しくなります。
過去に金融事故を起こしている人は、ローンを組まずに一括購入を選択してください。借入金を滞納している場合は、バイクローンを申込む前に、借金を減額しましょう。
頭金なしでの審査は厳しい
バイクローンの審査通過には安定した収入が必須なので、収入が不安定な人は頭金なしだと審査落ちしやすくなります。
頭金はある程度まとまったお金を支払えると、返済能力をアピールするのに有利なツール。
収入が安定しておらず、頭金も用意できない場合は、お金に困っている人と判断されてしまい、審査通過が厳しくなってしまうのです。
貸し倒れを避けたい貸付側からすると、頭金が少しでもある人のほうが好ましいはず。経済的な余裕がない人に多額の融資をするのは、貸し倒れのリスクが高すぎます。よほど返済能力や信用情報に自信がない限り、頭金0円での審査通過は厳しいでしょう。
バイクローンの頭金はいくら入れる?相場は?
バイクローンの頭金相場は、購入金額の10%~20%程度といわれていますが、多く納めればそれだけ審査が有利になります。経済的に余裕がある人は、なるべく多く相場以上の頭金を納めましょう。
頭金を納める際の、目安を解説します。
頭金は多いほどいい
バイクローンの頭金は、明確な金額や割合はきちんと定められていませんが、多ければ多いほど良いでしょう。
多くのバイク販売店では、頭金はいくら以上いくらまでと具体的に定義していないのです。
経済的に余裕があり、きちんと完済できるとアピールするならば、なるべく多く頭金を払っておきましょう。
中古バイクの場合、購入代金の半分程度を頭金として納めるケースも多いです。
一括購入は難しいけれど手元にお金がある場合は、4~5割程度の頭金を納めても良いかもしれませんね。
頭金の相場は購入金額の10%~20%
バイクローンの頭金の相場は具体的に定義されていないものの、一般的には購入金額の10%~20%を支払うケースが多いようです。
購入金額の10%~20%という数字は、あくまでも目安。
学生など収入が安定しない人は、今後の返済額を確保するためにも無理のない金額で頭金を納めましょう。
金融機関によっては、頭金の下限額が設定されており、設定額より低い金額は頭金としてみなさない場合もあります。
事前に自分がバイクを購入する販売店で、頭金の有無や下限額を確認しましょう。
手持ちが少ない場合は相談を
バイクローン頭金は一般的に10%~20%程度を支払うケースが多いものの、必ずその金額を納めなくてはいけないわけではありません。
手持ちが少ない場合は、販売店に相談して、少額の頭金を納めても良いでしょう。
購入金額100万円のバイクの場合、頭金は5%の5万円でも40%の40万円でも良いのです。
バイクローンの頭金は割合も金額も、あくまでも目安なので、臨機応変に販売店と相談し、無理のない金額を納めてください。
頭金ありでバイクローンを利用するメリット
バイクローンを組む際に頭金を入れると、審査に有利になるなどメリットがたくさんあります。
無利して多額の頭金を納める必要はないですが、頭金を用意しておけば、今後の返済ストレスも軽減されるはず。
頭金を用意するメリットを確認しましょう。
評価アップ&少ない借入れで審査が通りやすい
バイクローンを利用する際に頭金を入れると、計画的にお金を準備できる人だと評価され、審査通過が有利になります。
バイクローンはあくまでも借金なので、借入額が少ないほうが、貸付側からは好印象。
1割でも2割でも事前に頭金を用意できれば、借入額も少なく済みますし、経済的余裕があって完済の見込みがあると判断されるでしょう。
審査を少しでも通過しやすくするために、頭金は積極的に納めたいものです。
月々の支払いを軽減できる
事前にまとまった頭金を支払っておけば、月々の支払負担が軽減されるはず。
60万円のバイクを金利4.5%で36回払いすると、以下のような返済プランになります。
頭金 | 支払総額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
なし | 642,528円 | 17,848円 |
10万円 | 635,428円 | 14,843円 |
20万円 | 628,328円 | 11,898円 |
頭金を多く入れれば入れるほど、毎月の返済額が軽減されることがよく分かります。
中古車でもバイク代は高額になる可能性があるので、手元にお金があるならば、できるだけ多めに頭金を納めたほうが良いでしょう。
頭金ありでバイクローンを利用する際の注意点
バイクローンを利用する際に頭金を入れると、当然デメリットも発生します。
例えば頭金を多く入れすぎると、バイクのメンテナンスをする際に資金が不足するなど、思わぬ出費で困ることに。
頭金が多ければ返済能力をアピールできて審査に有利になりますが、無計画に多額の頭金を入れると、バイク購入後の生活に困るケースも。
不測の事態に備えて、頭金は計画的に無理のない範囲で納めましょう。
バイク購入費以外にかかる年間維持費もチェック
バイクを購入すると、購入代金以外に税金や保険料など、様々な維持費が必要になるでしょう。
これからバイクローンを組もうとしている人に向けて、バイクの維持費がいくらかかるのか、解説します。
税金
バイクを維持するためには、年間で軽自動車税と重量税の2種類の税金が発生します。
税金の種類 | 金額目安 | 変動理由 |
---|---|---|
軽自動車税 | 2,000円~6,000円 | 排気量によって異なる |
重量税 | 0円~2,500円 | 初年度登録からの経過年数に応じて異なる |
上記の税金金額は、1年あたりの金額です。全て合計すると、最大で毎年1万円近くの税金がかかることを念頭に置きましょう。
自賠責保険(強制保険)
バイクを購入したら、契約年数と排気量によって変動する自賠責保険(強制保険)も、支払う必要があります。
自賠責保険(強制保険は)、年間で7,500円~22,510円までと、振れ幅がかなりあるのです。
自動車保険は加入が義務づけられており、どこの保険会社と契約しても、支払う金額は一定。
自分の乗っているバイクの排気量や契約年数を確認し、自賠責保険を支払うために、数万円は貯えておいたほうが良いでしょう。
任意保険(任意保険)
バイクを乗る際に必要不可欠な任意保険も、毎年しっかり支払う必要があります。
任意保険は加入している保険会社や契約内容によって異なるので、一概に金額を断定することはできません。
様々な保険会社で相見積もりをして比較し、自分のライフプランにあった任意保険に加入しましょう。
車検費用
250ccを超えるバイクには、5万円~10万円程度の車検費用が発生します。
車検には、一般的に以下のような費用が含まれているケースが多いです。
- 車検整備基本料
- 諸費用
- 消耗品の交換
バイクの車検は、2年おきに更新する必要があります。
最初に購入した場合3年間有効ですが、その後は2年おきに更新しなくてはいけないので、毎年必ず数万円~10万円の貯えは残しておきたいところです。
バイクのメンテナンス費用
バイクを維持していると、オイル交換やチェーンの交換など、メンテナンスに費用がかかります。
メンテナンス費用は走行距離や年式によって異なりますが、一般的なメンテナンス費用の相場は以下のとおり。
メンテナンス内容 | 費用目安 |
---|---|
チェーン交換 | 3,000円~10,000円 |
オイル交換 | 1,000円~4,000円 |
タイヤ交換 | 3,300円~10,560円 |
上記の金額は、メンテナンス1回あたりの金額です。
毎回のメンテナンスで、数千円以上の出費が発生することは、頭の隅に入れておいてください。
ガソリン代
バイクの維持費として、絶対に必要不可欠なのはガソリン代。
ガソリン代は、燃費や使用燃料によって大きくことなります。年間5,000円程度のガソリン代で済む人もいれば、50,000円かかってしまう人もいるのです。
バイクを購入する際には、なるべく出費を抑えられる燃料を使用しているモデルを選びましょう。
駐車場代
使用する駐車場が有料の場合、当然駐車場代もかかり、毎月7,000円~10,000円程度の費用が発生します。
4輪より安いケースが一般的ですが、最低でも毎月数千円は貯えがないと、バイクを維持できないでしょう。
バイク用品
バイクを購入すると、ヘルメットやウェアなどのバイク用品も必要不可欠。
おもなバイク用品の種類と代金相場は、以下のとおりです。
種類 | 代金相場 |
---|---|
ヘルメット | 20,000円~35,000円 |
ウェア(上下セット) | 10,000円~30,000円 |
シューズ | 10,000円以上 |
グローブ | 3,000円~10,000円 |
レインウェア | 5,000円 |
タンクバッグ | 5,000円 |
バイクグッズはどれも高額で、全て揃えると、最低でも6万円ほどかかります。
バイクローンの頭金を用意する場合は、バイクグッズに多額の出費が発生することを念頭に置き、無理のない金額で納めるよう気を付けましょう。
バイクローンで頭金がないときは
バイクローンを組みたいけれど、頭金を用意できない場合は、アルバイトをしたり、買取で発生した代金を頭金にするなど、選択肢は色々あります。
どうしても頭金を用意できない人は、以下で紹介する方法に挑戦しましょう。
乗り換えのバイク買取で頭金にする
頭金をどうしても用意できない場合は、古いバイクを下取りに出して発生した買取額を、そのまま頭金として納めましょう。
乗り換えを検討している人には、是非おすすめの手段です。
買取額を頭金にすれば、手持ち資金への影響もないうえに、経済的余裕があるとみなされローン審査が有利になります。
買取額が思った以上に高額ならば、購入代金の半分くらい頭金として用意することが可能なケースも。
頭金を用意すれば支払総額の軽減にも役立つので、バイクを乗り換えたい人は、早めに今のバイクを買取に出しましょう。
バイト等でお金を貯める
学生など経済的に余裕がない人は、アルバイトでお金を貯めて、頭金を用意しても良いでしょう。
昨今は単発や短期のアルバイトもあり、空いた時間でお金を効率良く稼ぐことも可能です。
忙しくて外に働きに出る余裕がない方は、在宅で副業を始めても良いでしょう。
アルバイトをすれば、お金を稼げるだけでなく社会経験にもなり、利点が多いです。
事前に頭金をいくらくらい用意するか決めて、目標金額に向けて期間限定でアルバイトするなど、負担のない働き方を選択してください。
予算内で買えるバイクを選ぶ
バイクローンの頭金をどうしても用意できないならば、予算を設定して、車両単価の安いバイクを購入しましょう。
車両単価が安ければ、支払総額も安く済みますし、多額の頭金を納める必要もありません。
バイク用品にかかる出費や、購入後の維持費も考慮して、予算額を現在よりぐんと下げましょう。
定期的にメンテナンスをすれば、安いバイクでも安心して乗ることができます。
新車にこだわらない場合は、予算内で購入できる中古バイクなどを探してみましょう。
親に借りる
学生など収入面が不安定な人がバイクローンを組む際には、親に相談しましょう。
頭金を用意したいけれどお金がないと正直に相談すれば、快く融資してくれるはずです。
借用書を作成したり、計画的な返済プランを伝えれば、お金を貸す親も安心するかもしれません。
親からお金を借りる場合は、いくら必要なのか、どれくらいの期間で返済できるか、正直にきちんと話してください。
カードローンを利用する
消費者金融のカードローンならば、即日融資も可能なので、頭金をすぐに用意することができます。
カードローンはやや金利手数料が高めに設定されていますが、収入が安定していて金融事故がなければ、借入は比較的簡単です。
会社によっては無利息期間を設定しているので、返済負担を軽減できる可能性があります。
昨今はWEBで申込みに対応している会社も多く、周囲に借金がバレるリスクも低いでしょう。
スピーディーに頭金を多く用意したい場合は、消費者金融のカードローン利用も、視野に入れてください。
バイクローンの頭金はいつ払う?
バイクローンの頭金の支払タイミングは、購入するバイクショップによりますが、大まかにいくつかのパターンに分けることが可能です。
どのタイミングでバイクローンの頭金を支払えば良いか、それぞれのパターンに分けて、解説します。
バイク購入の契約時
スタンダードな頭金支払タイミングは、やはりバイク購入の契約時でしょう。
バイク店で購入するバイクが決定すると契約を締結するので、この時点で頭金を支払うケースが一般的です。
バイク納車前の支払なので、個人経営など規模が小さいお店で契約締結時に頭金を支払うのは、少しリスクが高いといえます。
どうしても事前支払いが不安な場合は、納車日や納車直前に支払いましょう。
契約時の頭金支払いを前提として、お店の状況や信用度によって支払のタイミングは臨機応変に対応してください。
契約時の頭金支払は、あくまで手間を抑えて、今すぐバイクを購入したい人向けといえるでしょう。
契約後~納車前
購入するバイクを決めて契約してから、納車するまでの期間に頭金を支払っても良いでしょう。
契約から納車期間の間にお店の整備技術や対応を確認できるので、本当にこのお店でバイクを購入して大丈夫なのか、きちんと冷静に判断できます。
お店に対する信用度を確保したうえで支払えば、購入後のトラブルも回避できます。
バイクを初めて購入する人は、契約から納車の間に頭金を支払う方法がおすすめです。
購入したバイクの納車日
バイクの納車日に頭金を支払う方法は、一般的といえるでしょう。
契約時に頭金を支払う方法と同じくらいスタンダードな支払方法ですが、安全にバイクを購入したい人は、納車日に頭金を支払うことをおすすめします。
頭金支払の手続きをその場でする必要があるので、手間が少し発生しますが、お店の整備技術や信頼度をきちんと確認できるため、購入後のトラブルを最低限に回避できるはず。
時間に余裕がある人は、納車日に頭金を支払いましょう。
バイクローンを借りるなら頭金を用意しよう!
バイクローンを利用する際には、頭金を支払うと審査がスムーズに進みます。
頭金をある程度支払えば、支払総額の軽減にも役立つので、メリットが多いといえるでしょう。
メンテナンス資金や維持費を確保する必要があるので、頭金を支払う際には無理のない金額を納めてください。
昨今は、新車に限らず中古でも性能の良いバイクがたくさんあります。
自分の収入を考慮して、無理のない範囲で予算を設定し、賢くバイクを購入しましょう。