どこからもお金を借りれなくて、どうしてもお金を工面できない…。お金を作る最終手段って、どんなものがあるんだろう?
お金を作る最終手段はたくさんありますが、絶対にやってはいけない方法もあります。安全にお金を作る手段を確認しましょう。
どこからもお金を借りれないため、お金を用意できない場合や、料金を支払えず滞納・延滞してしまう人もいるはずです。
どうすれば、お金を工面して生活を立て直すことができるのでしょうか?
お金を作る最終手段を、ケース別に解説します。
収入はあるものの一時的にお金を作る必要がある場合
就職している場合や、アルバイト・パート勤務をしていて収入はあるものの、一時的にお金を用意する必要がある場合、どのようにお金を作れば良いのでしょうか?
10万円など、少しまとまったお金を得るために助けてほしいと懇願する人も多いはず。
収入がある人が一時的にお金を用意する方法を紹介します。
カードローン
仕事をしていて収入があるけれど、お金を一時的に確保したい場合は、金融機関のカードローンの利用を検討しましょう。
プロミスやアコムなども大手消費者金融のカードローンであれば、急ぎで借り入れ可能。
安定した収入があり、20歳歳以上なら、誰でも申し込みができます。
高齢者でも条件に当てはまれば、審査通過が可能。
ただし、年金しか収入がない場合は、安定した収入とみなされないので、注意が必要です。
借入可能か、簡単な診断を設けている企業もあるので、事前に審査通過可能性をチェックすることも。
昨今はWEBやネットの申込みに対応している企業も多く、時間や曜日を問わず、24時間365日好きなタイミングで審査に申込むことできます。
初回借入に限り、30日間利息0%期間を設けている企業も。
金利や利息の観点からおすすめするサービスは大手消費者金融ですが、審査落ちがどうしても不安な場合は、セントラルなど、中小消費者金融の利用を検討しても良いでしょう。
中小消費者金融は、金利が高くなる点と、借入限度額が最大でも200万円~300万円と少額であるケースが多い点のみ、注意が必要です。
連帯保証人も不要なので、気軽に利用可能。
キャッシング
クレジットカードのキャッシングによる借り入れも、収入があって一時的にお金が欲しい場合はおすすめ。
クレジットカードを使用してATMから現金を引き出すサービスで、お金を用意する際にスピードを重視する人にはうってつけです。
キャッシング機能が付与されているクレジットカードを持っている必要がありますが、今すぐどこかでお金を借りる必要がある場合は、ぜひ利用を検討してください。
質屋
どこからもお金が借りれないという人も、何かしらの物は持ち合わせていることでしょう。
例えばショッピングが趣味の人は、ブランド品を複数所有しているはず。そういった場合は、質屋の利用を検討しましょう。
誰からもお金が借りれない状態でも、ある程度価値ある物を質屋に持っていけば、確実に現金を手にすることが可能です。
従業者貸付制度
仕事をしている人は、従業者貸付制度を利用しても、良いでしょう。
従業者貸付制度は、社内貸付制度とも呼ばれる、福利厚生です。
審査基準も消費者金融やローンよりも甘く、福利厚生を利用しているので、借金をしている罪悪感が軽減。
給料の前借りは、翌月の収入に影響しますが、従業者貸付制度は会社の利益が資金源なので、給与には何も影響がありません。
大きな会社に勤めている人は、自分の福利厚生を確認し、従業者貸付制度を利用できるか調査しましょう。
お金はないが定期預金や積立型の保険には加入している場合
仕事をしていなくてお金がなく、生活費に困っているけれど、定期預金や積立型の保険に加入している場合でも、様々な金策があります。
無職の専業主婦でお金に困っている人などは、これから紹介する対処法を、ぜひ参考にしてください。
定期預金担保貸付
収入はないけれど、定期預金を積み立てている場合、定期預金担保貸付を利用してみては、いかがでしょうか?
口座の定期預金を担保にしてお金を借りる仕組みで、定期預金の解約は不要。
条件は預入先によって異なりますが、総合口座を契約していれば自動的にサービスを利用できるので、面倒な申込の手間もなし。
金融機関によって申込みの有無が変動しますが、20歳以上の人で定期預金積立をしている人であれば、誰でも利用可能です。
契約者貸付
生命保険に加入していて、一時的にお金が欲しい場合は、保険の契約者貸付を利用しましょう。
契約者貸付は保険契約者を対象に、解約返戻金の70%~90%以内の範囲でお金を借り入れできる制度です。
契約者貸付制度を利用する場合は、以下の点にのみ注意してください。
- 自分の加入している保険・商品が契約者貸付制度対象か
- 利息が発生する
保険会社に連絡して書類を請求し、記入して提出すれば、簡単に利用可能。
ATMで貸し付けをしている会社もありますし、返済方法も振込用紙を利用して振り込む方法や、ATMを利用して返済するなど、様々です。
まず自分が加入している保険の概要を、確認してみましょう。
お金はないが家や車を所有している場合
お金はないものの、家や車などの財産・資産を所有している場合も、お金を作るために様々な選択肢があります。
家や車を所有している人がお金を用意する方法を、確認しましょう。
車担保融資
車を所有している人は、車担保融資を利用する手段も。
車担保融資とは、その名のとおり車を担保にお金を借りることです。
車は資産価値があるため、金融ブラックや申込ブラックの人でも、返済能力さえあれば、一定金額の借入が可能。
ただし、車担保融資を利用する人はブラックで信用情報にキズがある人も多く、悪質な業者が潜んでいる可能性も高いです。
非常にリスクが高い融資方法なので、慎重に信頼できる業者を調査してから、利用しましょう。
不動産担保ローン
土地や住宅など、不動産を所有している場合は、不動産担保ローンを利用しましょう。
不動産担保ローンは、不動産を担保に入れてお金を借り入れする方法。
返済不可能になると不動産を売却されるリスクが発生しますが、低金利で用途・目的の幅が広いので、コツコツ返済できる人にはおすすめです。
住宅ローンよりも審査が甘いため、不動産を所有している人は、不動産担保ローンを検討してください。
収入が少ないまたは無職でお金が借りられない場合
働いているけれど、収入が少ない場合や、無職の人はどうすればお金を用意できるのでしょうか?
カードローンやキャッシングも、審査を通過できず資金繰りに不安を感じる人もいますよね。
収入が少ない人・無職の人がお金を工面する方法を、解説します。
公的融資制度
無職や収入が少ない人は、公的融資制度を利用してみましょう。
手続が必要ですが、お住まいの地域の社会福祉協議会に相談すれば、様々な公的制度でお金を借りることが可能。
障害者であれば、福祉資金から融資を受けれますし、教育費に困っている場合は、教育支援資金を利用すれば、一定の金額を借り入れできます。
求職中の人は、ハローワークからの借り入れを検討しても良いでしょう。
中小規模の事業を展開している人は、日本政策金融公庫の利用も可能。
当サイトでは、支援資金を借りれる公的制度を紹介しています。
無職や定収入で資金繰りに困っている人は、下記の記事を参考にしてください。
生活保護
無職で、収入が発生するあてもない人は、生活保護申請も検討してください。
生活保護は、病気や怪我など、様々な事情で働けなくなった人を対象に、無利子でお金を支給する制度です。
個人の収入ではなく世帯単位で、生活費より収入が少ない場合に限り、適用されます。
生活保護費は、衣食や光熱費をまかなう生活扶助や、医療に必要な費用をまかなう医療扶助・義務教育に必要な費用をまかなう教育扶助など、様々な種類があります。
どう頑張っても生活費が収入を上回る場合は、生活保護を利用する選択肢も視野に入れましょう。
お住いの福祉課窓口に、気軽に相談してください。
お金が必要なのにどこからも借りれない!もうヤミ金しかない!という場合
お金が必要だけど、どこからも借りられず、ヤミ金しかないと悩んでいる人もいるでしょう。
お金に困っているからといって、ヤミ金に頼る必要はありません。
どこからもお金を借りれない人に向けて、安定した生活を取り戻す方法を紹介します。
生活サポート基金
生活サポート基金は、借金苦や支払いに困って、生活が困窮している人にとって、唯一の救済措置です。
自己破産歴があり、融資を受けられない人でも、貸付業法に基づいて貸付をしている生活サポート基金ならば、借入が可能。
営利目的ではないので、法外な利息を請求されることもありません。
資金の貸付だけでなく、生活を立て直すためのアドバイスや、家計管理のコツを教えてくれるセミナーなども開講しており、現在生活に困っている人にはうってつけ。
ただし、生活サポート基金は、以下の地域に住んでいる人のみ利用可能。
- 東京都内
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
上記以外の地域でも、似ているサービスを提供している機関があるので、お住まいの地域の詳細を確認し、窓口へ相談してみましょう。
債務整理
借金苦に悩み、どうしてもお金を工面できない場合は、最終手段として債務整理を検討しましょう。
債務整理を利用すれば、取り立て・督促を一時的に停止できますし、自己破産だけでなく任意整理など、自分の状況に見合った債務整理方法を提示してもらえる可能性が。
弁護士費用を捻出することが難しい方は、無料相談を受け付けている弁護士や、法テラスの利用を検討しましょう。
お金が必要なのにどこからも借りれない理由
お金を借りたくて、キャッシングやカードローンの審査に申込んだけれど、なぜかお金を借りれないとお悩みの人も多いでしょう。
金融機関からお金を借りれない場合、きちんと理由があります。
お金を借り入れできない理由を、ケース別に確認しましょう。
信用情報に事故情報が登録されている
信用情報に事故情報が登録されてブラック入りしている場合、どこからもお金を借りれなくなります。
消費者金融のカードローンやキャッシング・銀行など、貸付業者は審査の際に、利用者の信用情報を信用情報機関に確認します。
借入金だけでなく、クレジットカードやローンの延滞・滞納、スマホや携帯電話本体の分割払いの延滞料、家賃の未払いなども、全て信用情報に影響が。
未払いや滞納・延滞料金がある場合は、まず完済して、クリアな状況にしましょう。
信用情報に事故情報が登録されていると、お金の借り入れだけでなく、クレジットカードの新規作成や、ローンを組むことも難しくなり、様々な制限がつきます。
延滞料金がなくなり、信用情報が回復すれば、借入れをすることも可能に。
以下の記事で、信用情報にキズがありブラック入りしてしまった場合の対処法を紹介しています。
債務整理や代位弁済の履歴がある
債務整理や代位弁済の履歴があると、特定の期間お金の借り入れが難しくなります。
以下が、債務整理や代位弁済その他の履歴があり、お金を借り入れできない場合の項目と、年月です。
項目 | 期間 |
---|---|
代位弁済、任意整理、個人再生、特定調停 | 最低5年 |
自己破産 | 最低5年~10年 |
一定の期間とはいえ、5年~10年は短い期間ではありません。
信用情報は照会できるので、自分の信用情報を確認し、過去数年において債務整理や自己破産・代位弁済の履歴がないか、把握しましょう。
総量規制にかかっている
多額の借り入れを希望している場合、総量規制にかかっている可能性も。
お金を借りる場合は、総借入額が年収の3分の1未満にならなくてはいけない、総量規制が適用されます。
総量規制は、貸金業法で定められているため、覆すことはできません。
総量規制は1社からの借り入れだけでなく、他社含め全ての借入額を対象としています。
大手消費者金融だ毛でなく、中小消費者金融でも、総量規制は同様。
自身の年収を振り返り、希望借入額が総量規制にかかっていないか、事前に確認しましょう。
クレジットカードやカードローンなど複数社に申し込んだ
クレジットカードやカードローンになど、複数社に申し込んだ場合も、審査を通過できず、お金を借りることが不可能に。
複数社に短期間で申し込むと、返済能力がないとみなされ、申込みブラックとなり、貸付の対象外に。
融資を検討する際には、複数社に申込まずに、1社に絞りましょう。
申込ブラックなど、ブラック状態でも借り入れが可能な消費者金融を紹介するページがありますので、参考にしてみてください。
どこからも借りれない!借りる以外でお金を作る最終手段
どこからもお金を借りれない人でも、お金を借りる以外でお金を作るための選択肢はたくさんあります。
融資や借入以外で、お金を作る方法を、確認しましょう。
リサイクルショップやフリマアプリで不用品を売る
メルカリなど、フリマアプリで不用品を売れば、お金を借りれない人でも、まとまったお金を作ることが可能。
ブランド品や、流行のファッションアイテムなど、需要がある商品なら、高値で買取対応してくれるケースも多いです。
フリマアプリで個人間の取引をすることに抵抗がある場合は、リサイクルショップを利用しましょう。
洋服やマンガ・CDなど、家にあるものを売却すれば、思った以上に大金に換金できる可能性が。
短期・日雇いのアルバイトでお金を稼ぐ
短期・日雇いのアルバイトでお金を稼ぐ方法も、得策です。
短期・日雇いアルバイトであれば、シフト提出の手間も不要で、空いた時間に働くことができます。
給料の日払いや前払い・即日払いに対応している職場もあるので、上手く活用すれば、あっという間にまとまったお金が手元にくるケースも。
日雇いや短期のバイトは、昨今バリエーションが増えつつあり、普段経験できないおしゃれなお店で勤務することも可能です。
日雇いバイトを提供しているサイトに登録して、日程を調整すれば、すぐに仕事を探せる点も魅力的。
副業でお金を稼ぐ
お金をどこからも借りれない場合、副業でお金を稼ぐ手段も、検討してはいかがでしょうか。
購入品をネットで転売するせどりや、クラウドソージングでのライティング、ハンドメイドグッズを販売するなど、副業の種類は様々。
1つの副業で1,000円~10万円程度稼げるので、長期的にコツコツ稼げば、100万円も夢ではありません。
自分のスキルを活かした副業で、地道にお金を稼ぎましょう。
携帯でお金を作る
アンケートやモニターなど、携帯でお金を作ることも可能。
昨今ポイントを駆使して節約する、ポイ活が普及しています。
携帯電話さえあれば、簡単に登録・作業できる点が、ポイ活の魅力。
他にも、ブランド品を撮影して買取価格を現金化できるサービスや、物品の貸し借りでお金を稼ぐサービスもあります。
時間に余裕がある方は、自分に合ったサービスを探し、実践してみましょう。
行政機関等による給付金制度を利用する
行政機関等による給付金制度を利用すれば、安心・安全にお金を手にすることが可能です。
行政機関の給付金は、返還義務がないので、やむを得ない理由で働けない人は、堂々と利用しましょう。
以下が、おもな行政機関の給付金等の制度です。
種類 | 内容 |
---|---|
生活困窮者自立支援制度 | 働きたくても働けない人に給付 |
住居確保給付金・一時生活支援事業 | 家がない・家賃が払えない人に給付 |
傷病手当 | 病気や怪我で働けない人に給付 |
生活保護 | 世帯収入が生活保護基準以下の場合、生活保護費を給付 |
ヤミ金や個人間融資など、危険な手段に手を染める前に、まずは行政機関が提供する給付金の利用を検討しましょう。
窓口できちんと自分の生活状況・経済状況を相談すれば、きっと助けてくれます。
お金を作る最終手段でもこれはNG!
収入がなくてもお金を作る手段はたくさんありますが、絶対にやってはいけない金策もいくつかあります。
お金を作る際に、絶対NGな方法を、確認しましょう。
ヤミ金
ヤミ金の利用は、お金に困っても絶対NG
「誰でも無審査で融資可能」「即日高額で貸します」など、おいしすぎる条件を謳っている貸付業者は、闇金である可能性が大。
闇金からお金を借りれば、莫大な額の利息を請求され、心身を危険にさらす取り立てに追われるケースもあります。
どんなに条件が良くても、ヤミ金には手を出してはいけません。
安定した収入を得て、消費者金融のカードローンやキャッシングを使用したほうが、絶対に良いでしょう。
個人間融資
個人間融資も、絶対にやってはいけない手段です。
SNSなどで、個人間でお金の貸し借りを展開する個人間融資が、昨今急増中。
無利息で高額貸付や、即日高額融資など、闇金と同じような宣伝文句で、お金に困っている人を扇動します。
しかし、個人間融資は大抵裏でヤミ金やソフトヤミ金が絡んでいる可能性が。
他人から気兼ねなくお金を借りれるからと、個人間融資を利用することだけは、絶対にやめましょう。
犯罪・違法性のある闇バイト
犯罪・違法性のある闇バイトを利用することも、絶対やめてください。
SNS等で高額即金を謳い、誰でも簡単にできるアルバイトを募集している文言が、よく見受けられます。
即金や、誰でも可能と提示するアルバイトは大抵闇バイトで、身分証や保険証などで個人情報の提示を求められ、辞退できなくなる可能性が。
最悪の場合友人や親族・家族を巻き込むケースもあるので、おいしすぎる条件のアルバイトは、闇バイトだとみなし、近付かないようにしましょう。
クレジットカードの現金化
高額商品を購入し、料金を支払う前にクレジットカードを売却する、クレジットカードの現金化も、絶対やってはいけません。
クレジットカードの現金化は、高利息で利益がなく、何より違法性に問われる可能性が。
損をするうえに、法律に違反してしまったら、元の木阿弥ですよね。
給与ファクタリング
自分の給与を、給料日前に買取してもらい、給料が支払われる前に現金化する給与ファクタリングも、絶対にやってはいけません。
給料日前に給与を手にすることが可能ですが、非常に高額な手数料が発生。
ヤミ金業者が関わっているケースもあり、給与ファクタリングは高リスクです。
手数料が高額であれば、一時的にお金を手にすることができても、今後も生活が困窮することは目に見えていますよね。
地道に働いて、節約術を駆使し、給料日にきちんと給与をもらいましょう。
違法転売
チケットの転売などの違法転売も、絶対NGな金策です。
ダフ屋など、チケットの不正転売は違法行為であり、過去に逮捕された人もいるほど。
中古品を転売する行為も、古物商の許可を得ていない場合、違法行為に該当します。
お金が欲しいからといって、違法な手段に手を染めないよう、冷静かつ客観的に判断しましょう。
助けて!お金が借りれない!ときは状況に合わせて安全な選択を
生活費や支払い・借金などで、どうしてもお金が必要なケースもあるでしょう。
どこからもお金を借りれないからといって、違法行為やヤミ金を利用してお金を入手することだけは、絶対やってはいけません。
収入が安定しない場合や、無職であっても、解決策や選択肢はたくさんあります。
冷静に安全な方法でお金を入手しましょう。