銀行でお金を借りるときって必要書類たくさんありそうだな…。
銀行のカードローン申込みで必要な書類は、消費者金融とそれほど変わりません。ただ、ローンの内容によっては必要な書類が変わることもあります。
銀行のカードローンは、銀行法をもとにお金の貸付を行います。
貸金業法に基づいてお金を貸し付けている消費者金融とは異なり、総量規制や金利の面でのメリットが多いです。
また、住宅や車を購入する際にも、ローンという形でお金を借りることもできます。
ここでは、銀行でお金を借りるときに必要になる書類について解説していきます。
銀行でお金を借りるときに必要なもの
まずは、銀行でお金を借りる際に必要になる書類について解説します。
基本的に必要になるのは、身分証明書と収入証明書です。
これらの書類は、消費者金融でカードローンを申し込む場合にも必要になります。
身分証明書
銀行でお金を借りる際に必ず必要になる書類は、身分証明書です。
ここでいう身分証明書とは、国や自治体などの公的機関が発行している証明書になります。基本的には、顔写真付きのものが必要です。
使用できる身分証明書としては、例えば以下のようなものが挙げられます。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード(通知カードは使用不可な場合が多い)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
ただし、銀行によって必要になる身分証明書が異なる場合があります。例えば、顔つきの身分証明書2点など、必要となるケースもあるので、よく確認しましょう。
また、パスポートを身分証明書として使用する場合は住所欄の有無に注意が必要です。
2020年2月4日以降に発給されたパスポートに関しては、住所欄がありません。そのため、住所を確認する書類としては使用できないことがあるのです。
パスポートを身分証明書として使用する場合には、住所欄の有無に注意しましょう。
収入証明書
銀行でお金を借りるときに必要になる書類の2つ目は収入証明書です。
収入証明書は、自分の収入がどれだけあるかを証明するための書類です。
これらの書類は、自分がしっかりと返済ができることを示すことになります。
基本的に使用できる書類は以下の通りです。
- 給与証明書
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 納税通知書
- 年金通知書
- 年金証書(年金裁定通知書)
- 所得証明書
- 青色申告決算書
- 収支内訳書
収入証明書は直近の収入を証明するものですので、発行年が古い場合や現在の勤務先が変わっている場合には使用できません。
また、銀行によっては使用できる収入証明書に条件がありますので、申し込みをする場合は事前に確認しておきましょう。
銀行でお金を借りる目的によっては必要となるもの
銀行でお金を借りる際に、その目的や契約内容によって別途必要になる書類もあります。
例えば住宅ローンやマイカーローンなど、ローンの目的によって提出を求められる書類があることに注意しましょう。
実印と印鑑証明書
銀行で契約書を結ぶ場合には、実印と印鑑証明書が必要になります。
実印は、認印や銀行印と異なりますので注意しましょう。
銀行ローンの申込みでは、内容によって実印の押印と印鑑証明の提出を求められることがあります。
実印というのは役所に印鑑登録をして、印鑑証明を取得するための公的に認められた印鑑のこと。
もし印鑑登録をしていなければ、実印として使用できる印鑑を準備して役所で印鑑登録の申請をする必要があります。ちなみに印鑑登録は、本人が印鑑と身分証明書を持参して役所に行けばその日のうちに作成してもらえます。
印鑑登録をすれば、印鑑証明を取得することができます。
「〇〇市 印鑑登録手続き」「〇〇区 印鑑登録手続き」 などと検索すれば、各自治体ごとの印鑑登録の申請方法を見ることができます。
住宅ローンを利用する場合に必要になるもの
戸建てやマンションの購入、または土地を購入する際に利用できるものが住宅ローンです。
先ほど紹介した、身分証明書や収入証明書に加えて以下の書類が必要になります。
- 明細地図
- 建築確認通知書
- 工事請負契約書
- 見積書
- 公図・地積測量図
要は、どのような住宅を建設、もしくは購入するのかを示す必要があります。
銀行の指示に従って必要な書類を集めるようにしましょう。
自宅をリフォームするときにローンを組む場合
自宅をリフォームする際にもローンを利用することができます。
また、自宅の修繕などにもローンを利用可能です。
これらのローンは、リフォームローンと呼ばれます。
身分証明書や収入証明書に加えて以下の書類が必要です。
- 見積書
- 工事請負契約書
マイカーローンを利用する場合に必要になる書類
次に、車を購入するときに利用するマイカーローンの場合を見てみましょう。
もちろん車を購入するためにお金を借りるわけですので、どういった車を購入するのかを示す必要があります。
身分証明書と収入証明書に加えて、以下の書類を準備しましょう。
- 見積書
- 注文書
- 売買契約書
教育ローンを利用する場合に必要な書類
教育ローンは、お子様の進学や通学に必要な資金を手に入れるためのローンです。
動産や不動産購入のためにお金を借りる目的のローンに比べて、少し特殊なローンになります。
学費を目的とした貸付になりますので、お子様の入学や通学を証明する必要があります。
保護者の身分証明書や収入証明書に加えて、以下の書類を用意しましょう。
- 入学証明書
- 合格通知書
- 在学証明書
銀行でお金を借りるときに必要な書類の注意点
最後に、各種書類を用意するときの注意点を紹介します。
場合によっては、融資を受けるまでに時間がかかってしまう可能性もありますので注意しましょう。
各種書類に記載された住所に注意
書類に印字されている住所には注意しましょう。
現住所と身分証に記載されている住所が異なる場合には、身分証として使用できなくなる可能性があります。
とくに運転免許証などは、更新を忘れている人が多いですので注意しましょう。
各種証明書の発行日に注意
各種証明書には、利用する場合の期限があります。
例えば、給与明細書などを提出する場合は、直近2か月以内のものの提出を求められることがあります。
その他にも、発行から〇カ月以内などの条件が定められている場合もあります。
銀行から指定される条件は必ず確認し、指定された書類を準備するようにしましょう。